幹事クリタのコーカイ日誌2013

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8月2日 ● メールの難しさ。

 メールというのは誤解を生みやすいツールです。なにせ文章だけのやり取りなので、表情やボディランゲージが加えられる会うことはもちろん、声のトーンや雰囲気がお互いに伝わる電話よりもさらに情報量が少ないので微妙なニュアンスが伝わりにくいですから。冗談で言っているのか本気で言っているのかを読みとり間違うことで要らぬ軋轢を生じてしまいます。特に文章力のない人が読解力が乏しい相手とメールでもつれた話をするのは危険極まりないものです。

 それを補うために顔文字が早い段階から開発されましたが、ビジネスシーンではもちろん、プライベートでもくだけすぎてそぐわないことがあります。なのでやはりより丁寧で、極力誤解を生まない平易な表現が必要です。会って話すよりもメールの方がはるかに回りくどく説明しないと真意が伝わりません。

 ところが最近はPCよりも携帯、そしてスマホのメールが特に女性を中心に主体となっていて、さらに表現がシンプルに、言いかえればぶっきらぼうになってきています。僕もしばしばスマホでメールをやり取りすることがありますが、自分の書く内容も要点だけになるし、相手からくるメールも簡潔過ぎてよくわからなかったり、「怒ってんの?」と思ってしまうことがちょくちょくあります。職業柄、思わず相手のメールの文章を添削したくなるほどです。

 微妙な感情表現が苦手なメールに代わって若い女性たちを中心にLINEが流行しているのもよくわかります。単にLINEは起動が簡単でお手軽とか、既読機能があるからというだけではなく、スタンプを使うことで感情を多彩に表現できるから女性に受けているのでしょう。男でLINEが大好きという人は少ないですが、それは理詰めで考えるタイプが多い男性と感情で動きがちな女性の差かなと思います。

 僕もメールやLINEをコミュニケーションツールとして多用していますが、本当は電話で話した方が誤解が少ないし、できたら会うのが一番だと思っています。長年にわたってメールを使い続けてきて、やはり会うことに優るコミュニケーションはないなぁとつくづく感じている昨今です。面倒だし手間がかかるけど、それだけの価値はあります。



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