幹事クリタのコーカイ日誌2013

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8月3日 ● バルス!という教養。

 昨夜はテレビで『天空の城ラピュタ』が放映されました。twitterで「バルス」祭りが行われ、twitterが落ちるのではないかと早くから注目を集めていましたが、どうやら史上最高のツィート数だったにも関わらずtwitterは落ちずにもちこたえようで、さすがの対応力だったと思います。

 うちの子どもたちも幼い頃からラピュタを繰り返し見てきているので、すっかり劇中の台詞も覚えています。「40秒で支度しな」「見ろ、人がゴミのようだ」など数多くの名台詞も「バルス」ほどではないにしろツィートされていたようですが、「バルス」後の「目がぁ、目がぁ」まで多くツィートされるとは思いませんでした。もう何でもありですね。

 思ったのは今の若者にとってラピュタを始めとする宮崎アニメはひとつの「教養」なんだなということ。僕たちなら洋画だったものが今はアニメに変わっているだけ。もっと以前の人なら日本文学やフランス文学などの一節を知っていることが教養であり、戦前ならゲーテやカントなどの西洋哲学、さらに江戸時代なら四書五経など儒学の知識が教養であったわけで、平成時代においてはそれがアニメとゲームになっているのでしょう。

 あと30年もしたら「今どきの若者はラピュタも知らない」などと嘆いていることでしょう。「宮崎アニメの話ばかりする老害」なんて言われて憤慨してたりして。まあ僕たちはその頃にはすっかりヨレヨレのジジイなので微笑ましく見ているだけですけど。



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