幹事クリタのコーカイ日誌2013

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7月30日 ● 高速道路で立ち往生。

 数日前に愛知県で痛ましい交通事故がありました(こちら)。三車線の高速道路の真ん中の車線で一家4人を乗せた乗用車が停止しているところへ、後ろから10トントラックが追突、母親以外の3人が死亡。トラックの運転手は「目の前に走っていた別の車が左に避け、いきなり停車している車が現れた」と供述しているそうですが、運転手の前方不注意という責任は逃れられないものの、確かにその状況では自分が運転していても避け切れるかどうか自信がないかも思ってしまいます。

 高速の真ん中で停車していた理由はクルマが故障してしまったからで、奥さんからダンナさんに運転を代わろうとしていたところだったそうです。故障してもせめて路肩に寄せていたらそんなことにはならなかった可能性が高いだけに残念な話です。

 この事故が他人事とは思えないのは、実は僕も似たような経験をしたことがあるからです。10年以上前ですが、家族全員で弟の結婚式に出席するためにクルマで大阪に向かっていた時、名神高速の草津インターの手前を走行中に突然クルマがおかしくなりました。ドライブモードに入っているギアがニュートラルになったように駆動力が伝わらなくなってしまったのです。いったんNに入れてからまたDにしても2速にしてもダメ。アクセルを踏んでもエンジン音が高くなるだけで全くスピードは上がりません。

 当然クルマは惰性で進んでいるだけでジリジリとスピードは落ちていきます。仕方なく少しずつ減速しながら一番右側の車線から慎重に三車線を徐々に左に寄せていき、なんとか路肩に止めることができまいた。幸い交通量がそれほど多くなかったので何とかなりましたが、もしあの時に運転していたのが僕ではなく妻だったら、パニックになってブレーキを踏んでしまい、高速の真ん中で立ち往生していたかも知れません。そうなったら今回の事故と全く同じ状況です。

 いま思い出してもあれは恐ろしい故障でした。路肩に止めてエンジンを切ってから再始動してもクルマは走り出すことはできませんでした。クルマは新車で購入してまだ半年だったのですから本当に参ります。結局僕たちは連絡して1時間経ってからようやく来たJAFのクルマで草津インターを降り、待たせておいたタクシーと電車を乗り継いで大阪に向かったものの弟の結婚式には間に合いませんでした。クルマの故障の原因は不明のまま。ディーラーの担当者は商品券2万円持ってきて謝っただけ。さすがに無償で修理はしましたが、それ以来なんだかんだと本当に頻繁に壊れるクルマでした。

 それでも今回の事故のことを思えば、自分たちは命を落としたり大けがをしたりすることがなかっただけ幸運だったと思います。人生には何が起きるかわかりません。実は紙一重で生き延びているだけなんだなぁと改めて痛感しました。



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