幹事クリタのコーカイ日誌2013

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7月26日 ● 福島瑞穂の辞任。

 社民党の福島瑞穂党首が辞意を表明したそうです。まあ今回の参院選で1議席しか取れなかったのですから党首が責任を取らないでどうする、ということです。本人も言っていましたが、本来なら昨年の衆院選で辞めるべきでした。

 かつてまだ社会党だった頃は、自民党=巨人=大鵬、社会党=阪神=柏戸と言われるほどの存在でした。野党の代表でありアンチ自民党の受け皿でした。それがどうしてここまで落ちてしまったのか。今や与野党とも共産党を除けばオール保守勢力になってしまい、日本のリベラル勢力は受け皿をなくして崩壊寸前です。こうなってしまった社民党の責任は大きいと思います。

 土井たか子が「マドンナ旋風」を起こし「山は動いた」と言った時、そして村山委員長時代に自社さ連立政権を構築し、村山首相を誕生させ与党になった時。この2つのピーク時に国民の期待に応えられなかったこと、それが社会党から社民党へと続く「終わりの始まり」だったのでしょう。その後の民主党、国民新党との連立政権の時にも途中で離脱してしまい、結局それ以降は存在感を決定的に失ってしまいました。

 さて、福島党首が辞めたことで、いよいよ民主党の海江田代表の去就が注目されます。いまの民主党は転がり落ちていた時の社民党と同じに見えます。与党になりながら国民の期待を裏切り、選挙に負けても党首が責任も取らず改革もできず、ただただ座して死を待っているかのようです。

 非自民を軸に野党再編を維新の橋下代表が唱え、そこに誰がどう加わっていくのか、イニシアチブを誰が取るのかが注目されています。海江田が辞めない限り、民主党はこのままでは動くこともできず解体されるのを待つだけのような気がします。



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