幹事クリタのコーカイ日誌2013

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7月21日 ● 稀勢の里の昇進条件。

 稀勢の里がまた白鵬の連勝を止めました。2年半前に白鵬の連勝を63で止めたのに続き、昨日もまた43連勝でストップ。早々に優勝を決めた白鵬にこのままなすすべなく全勝優勝までされては他の力士が不甲斐なさ過ぎると思っていただけに、稀勢の里は本当によく大関の意地を見せたと思います。

 さて、こうなると一度は切れたかと思った横綱昇進の糸が繋がってきました。もちろん今場所残る一番を勝って12勝することが前提ですが、そうすれば来場所の成績次第では横綱という声がかかるでしょう。今場所前半の取りこぼしの印象はかなり悪かったものの、横綱大関全員を撃破すればかなりイメージはよくなります。

 ただ協会側はとにかく人気取りのために早く日本人横綱をと思っていることでしょうが、来場所あまり安易な成績で昇進させるのは勘弁してもらいたいものです。堂々たる成績で誰もが納得する昇進であって欲しいと思います。最低でも14勝以上の優勝。これ以下の星での優勝だったらもう1場所待つべきだと思います。じゃなければかつて小錦を昇進させなかったのに比べてなんだと言われても仕方ないからです。

 ちなみに小錦の成績は13勝(優勝)→12勝→13勝(優勝)でした。これで昇進できずに「日本人だったら昇進できたはずだ」と言わせてしまいました。稀勢の里が先場所13勝→今場所12勝→来場所13勝(優勝)では星が一緒で優勝が1回足りない分、小錦に劣ることになります。やはり来場所14勝以上の優勝は最低限必要です。それでもまだ甘いとは思いますが。

 連続優勝しての横綱昇進後の日馬冨士の苦闘ぶりを見るにつけ、稀勢の里を興行のためだけに無理やり横綱にするのは彼の相撲人生を縮めるだけですから、甘やかすのもほどほどにしておくべきでしょう。



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