幹事クリタのコーカイ日誌2013

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7月2日 ● 狭く深く派。

 時々人から「クリタさんは本当に多趣味ですね」と言われることがあります。そう言われるたびに「いやいや」と答えるのですが、謙遜していると思うのか「あれもこれもやって忙しくて大変じゃないですか?」と聞かれます。でも本当に僕は多趣味ではないし、あれもこれもやっていません。むしろ同じことばかりしつこくずっとやっています。

 僕のイメージする「多趣味な人」というのは、多方面に少しずつ関わっていくような人です。「広く浅く」派です。いろいろなことに次々と手を出して、ちょっとずつ知っている人。スポーツだけでもゴルフもテニスもスキューバダイビングもトレッキングも野球もフットサルもマラソンもやるような人。もちろんそういう人は酒も飲めばバーベキューもするしギターも弾くしカラオケも歌うし麻雀もやるしカメラも撮れば観劇もするし旅行も行くし映画も見るのでしょう。

 そして僕は逆に趣味は「狭く深く」派なので、あれこれ手を出さずに自分ができるだけのことしかしていません。野球は見るだけではなくプレイするのも好きですが、もう20年近くやっていません。旅行もドライブ旅行から海外旅行まで全部好きですけど、最近は年に1回の家族旅行くらい。ボーリングもかつては趣味を超えるほどにのめり込んでいましたが、今では3年に1回。毎週新曲を歌いこんでいたカラオケにも随分ご無沙汰だし、ライブハウスに行くのも年に数回、麻雀は家族麻雀だけ、読書は暇だった学生時代に比べれば5分の1、映画なんて10分の1以下。そんな程度のものはいくら好きでもとても趣味とは呼べないと思っています。

 かつてはPCも趣味でしたが、それはMS-DOS時代からWindowsXPが出るくらいの頃までで、すでに10年以上前から僕のデジタル系に関する知識はストップしたままです。幹事をするのはどちらかと言うと特技であって趣味ではないですし。とにかくそれ以上深めることが時間的、体力的、経済的に無理だと思ったことには手を出さず、できることだけをコツコツやっていくようにしています。何でもやってみたいと思わなくもないですが、何でもやっていたら何もできなくなるというジレンマ。

 だから今はテニスでありサックス、ピアノ。あとは最近ちょっとさぼり気味ですがマンガとテレビと食べ歩きくらい。それで人生の時間の大半が消費されてしまっています。これ以上は時間もお金も続きません。何かを始めるには何かをやめないと手持ちのカードが多くなりすぎてしまいます。

 趣味はとことんやるものと思っている「狭く深く」派だからいけないのでしょうが、こればかりは宗旨を変えられないので仕方ありません。



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