幹事クリタのコーカイ日誌2013

[ 前日翌日最新今月 ]


 
6月30日 ● 山井と谷繁の大記録。

 中日の山井が史上77人目のノーヒットノーランを達成した翌日、谷繁が王貞治の記録に並ぶ歴代2位の通算2831試合出場を記録しました。連日の大記録達成に中日ファンは大盛り上がりです。

 山井はあの日本シリーズの幻の完全試合がありますから、因縁めいたノーノーとなりましたが、あの時と比べるとかなり調子は悪く、よくノーヒットで抑えられたものだと思います。やはり完全試合の貸しがあったので、野球の神様が少しラッキーを恵んでくれたのかも知れません。

 谷繁は今年2000安打に1000打点と記録ずくめですが、2000安打より歴代2位の通算試合出場記録の方がはるかに大記録です。ただマスコミは「名球会病」に毒されているので、2000安打と200勝ばかり大騒ぎします。まあ今さら文句を言っても仕方ないのですが、谷繁本人はずっと通算試合出場数にこだわってきているので、いよいよこれで歴代1位の野村の記録目指して邁進するという覚悟でしょう。

 日本プロ野球の通算記録には特にレジェンドとなるような大記録があって、その双璧が王の868本塁打と金田の400勝。この2つはもはや永遠に破られることはないだろうと思いますが、次なる大記録が張本の3085安打と野村の3017試合出場でしょう。この2つの大記録もまず更新は難しいと思いましたが、谷繁は十分に狙える位置につけてきました。ちなみに張本の記録はイチローが日本に残っていれば軽く更新していたでしょう。

 野村の記録まで残り190試合足らずですから、谷繁は来シーズン中には達成できるかも知れません。最近中日は若手を育てようと松井雅をよく起用していますが、まだ一人立ちできるほどのレベルではありません。谷繁に大きな故障がない限りは来季も正捕手は谷繁でしょう。捕手は激務で通算試合記録を達成するのは困難かと言えばそうでもなく、むしろ経験が生きるポジションなので、不振で打てなくても守りさえしっかりしていれば使われ続けます。記録達成の可能性は大だと思います。せめてその時にはマスコミももっと谷繁の偉業を称えてほしいですけどね。



gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」

テニス好きなら「幹事クリタのテニス日誌」