幹事クリタのコーカイ日誌2013

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6月26日 ● ウィンブルドン開幕。

 ウィンブルドンが開幕しました。そして初日にいきなりナダルが負けるという大波乱が起きました。ナダルは例年ウィンブルドンは最初のうち芝にフィットせず苦戦します。2週間前までいつも全仏の決勝を戦っているのですから大会に入った時に芝への準備不足なのは当然。苦戦しながら芝への調整をしていき後半戦の芝が剥げて土が出てきた頃にピークがくるわけですが、今回はその初戦を乗り切れませんでした。

 ナダルは4大大会に35回出場して初戦敗退はこれが初めてとのこと。今年怪我から復帰してからずっと連続で決勝に進出するなどほぼ無敵状態でしたが、全仏の優勝で疲れがピークに達したのかも知れません。痛めている膝が悪くなった可能性もあります。これを機会に全米まで休養を取って調整をした方が良いでしょう。

 ナダルが負けたことで準々決勝で当たるはずだったフェデラーは楽になりました。もちろんまだマレーもジョコビッチもいるので優勝への道のりは遠いのですが、それでもナダルを一番苦手としているフェデラーだけに、これで最大の難関は取り除かれたことになります。優勝確率がかなり上がったとみていいでしょう。

 日本勢ではクルム伊達と錦織がともに1回戦を完勝しました。伊達は4大大会になるとシード選手に当たることが多くドロー運が悪かったのですが、今回は格下の18歳相手に44分で試合を終えました。体力が最大の問題である伊達にとって短い試合で体力消耗を最低限に抑えられたのは大きいでしょう。3回戦まで進めば女王セレナとの対戦が待ち受けています。なんとかそこまで勝ち上がれたら楽しみです。

 錦織も内容の良い試合をしました。最近は下位の選手には負けないというオーラが感じられるようになりました。安定した戦いぶりで、この調子なら4回戦のデルポトロ戦までは安心して見てられそうです。せっかくドローに恵まれてフェレールの山に入ったことですし、ランキング争いでひとつ上にいるワウリンカが1回戦負けするというラッキーもあったのですから、何とか準決勝まで勝ち上がって一気にこの大会でトップ10入りを決めてくれたらなと思います。



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