幹事クリタのコーカイ日誌2013

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6月25日 ● アンチ自民票は共産へ。

 参院選の前哨戦として注目された東京都議選ですが、予想通り自民党の圧勝で終わりました。さらに公明党も全員当選。与党の完全勝利という結果になりました。民主党は共産党にも抜かれ第4党に転落。維新も惨敗を喫しました。維新との関係を解消したみんなの党は党勢を拡大したので維新と手を切ったのは正解だったということでしょう。

 投票率が下がったので組織票がある公明党、共産党が伸びるのは当然なのですが、それだけではなくこの両党に票を入れた人は自民党への批判票の受け皿になったのだと僕は思っています。共産党はこれまでなら民主党に入れていたアンチ自民の人たちが「野党らしい野党」を求めての結果でしょう。みんなの党や維新など他の政党は全て自民亜流でしかないし、社民党は弱すぎるとなると、共産党が一番ブレない野党です。

 公明党は自民党暴走へのストッパーを期待されていると思います。公明党の政策は維新やみんなはもちろん、民主党よりもリベラルです。自民党が改憲などに前のめりになっているのを不安視する人たちは、連立を組む公明党がブレーキをかけてくれるのではないかと考えて票を投じている可能性があります。まあ基本は学会票でしょうけど。

 都議選の結果がそのまま参院選に直結するかどうかは少々疑わしいところもありますが、大きな傾向はよほどの事件が起きない限り1ヶ月で変わることはないでしょう。自民党が大勝することはほぼ間違いないし民主党は壊滅的な負けをくらいそうです。ただ参院選でも共産党が伸張するのかどうかはわかりません。アンチ自民の票がどこに向かうかはまだ読めないと思います。



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