幹事クリタのコーカイ日誌2013

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6月23日 ● 恋愛相談。

 他人に言われたことに対して、言葉そのままに素直に受け止めるタイプの人がいます。言葉の裏とか、言葉の綾とかがわからないタイプ。皮肉や嫌味が通じないタイプ。こういう人と話していると最初はとまどいますが、付き合いが長くなるとどう話したら伝わるのかわかってくるので、はっきりストレートに言うようにしています。知らない人が聞くと「なんてひどいことを言うんだ、もっと言い方があるだろう」なんて思うようですが、それじゃあ通じないのだから仕方ありません。

 むしろ厄介なのはやたらと裏を考えたり深読みするタイプです。こちらは思った通りのことを言っているだけなのに、その言葉通りに取ってくれずに勝手に変に勘繰ってきます。こういう人は「自分ならこういう時にはこういう言い方をする」というのがあって、その自分のテンプレートを他人にも当てはめて考えるのでややこしくなるのです。そんなもって回った言い方しないよと言いたいのですが、どう言っても裏を読もうとするので面倒くさくてかないません。

 もっとも、これがこと恋愛となるとみんなが疑り深くなるのが不思議で面白いところです。横で聞いていると言いたいことはわかるのに、当人だけはあれこれ相手の言葉の意味をひねくり回して解釈しようとしたり。いや、単に本当に「イヤ」と言っているんだと思うよ、とこちらはわかるのですが、「きっと照れているに違いない」とか「こちらの気持ちを試そうとしているんだ」とか、そんなわけないのに無理に都合良く解釈したり、逆にやたらとネガティブに受け取って勝手に落ち込んでいたり。

 最近はあまりありませんが、以前はよく女性から恋愛相談をされたものです。相手の男の考えていることがよくわからないと言われるのですが、相手に会わなくても言動を教えてもらうだけで大体考えていることの推察はつきます。男心は男に聞け、です。ただし相談してきた女性のことを好きな場合は潰しにかかるのでちょっと回答がねじ曲がりますけどね。

 だから、むしろかなり枯れてきた最近の方が正しい恋愛アドバイスができると思うのですが、枯れかけのオジサンには女性は恋愛相談なんかしないものなんですよねぇ。そのあたり、女心も実に微妙です。



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