幹事クリタのコーカイ日誌2013

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6月2日 ● 間違えても気にしない。

 昨日は恒例の音楽スクールの発表会でした。「サマーコンサート」と銘打たれた大ホールを使ってのクラシック系楽器の発表会で、僕が参加するのはこれで4回目。初参加だった4年前は緊張しまくりでボロボロでしたが、年々回数を重ねるごとに少しずつ慣れてきて、演奏もうまくいくようになってきました。

 しかも昨日の発表会ではサックスクラスの生徒が僕を含めて7人も参加しました。過去最高人数です。僕はその中でいつの間にか2番目に古い生徒になってしまっていたので、いわば兄弟子の立場。後輩の人たちにあれこれ声をかけてリラックスさせたりしていました。僕も偉くなったものです。

 そういう僕の今回の課題は「間違えても気にしない」「大らかに楽しく演奏をする」ということでした。これまではとにかく間違えないように演奏をするのに必死でした。しかし、ただ間違えないように演奏するだけでは音楽とは言えません。やはり音を「楽しむ」のが音楽だとしたら、少々間違えても良いから聴いて楽しい演奏をすることが大事。間違えないためにせせこましい音を出していても仕方ないと思ったのです。

 そのためには肩の力を抜いて、気持ちを楽にして、みんなに「聴いてもらおう」と思うこと。これまではとにかく間違えないことしか考えていなかったので、オーディエンスのことなんか全く頭にありませんでしたが、今年は初めてそこを意識して演奏をしてみました。

 で、実際にプレイしてみたら、ちょっと力んではいましたが、最初から3分くらいまでは順調でした。音もしっかり伸びやかに出ていたし、リズムにも乗れていました。ところが3分を過ぎたあたりで前半からの飛ばし過ぎか疲れが出てきてしまいました。しかも手に汗をいつもよりはるかにかいていたので、指が滑りそうです。これはヤバイと焦りだしたら、ますます力むし汗は出るしで、結局4分あたり、練習の時なら決してミスをしなかったような何でもないところでミスをしてしまいました。

 ただ今回良かったのは「間違えても気にしない」を実践できたことで、明らかに間違えましたが、そこからきちんと立ち直れたのです。疲れはありましたが、ミスを引きずらずに最後まで何とか吹ききることができたので、ギリギリ合格点の60点くらいはつけてもいいかも知れません。

 家に戻って録画したビデオを見返してみましたが、確かに間違え方は過去2年よりも酷くてハッキリとしたミスでしたが、音の伸びやかさは過去で一番だったと思います。もちろんそこができるようになっていなければ何のためにレッスンを受けているんだという話になるのですが、とにかくまあ少しずつ進歩はしていることは確かなようなので、それだけでも良しとしたいと思います。いつかノーミスの演奏もできることでしょうが、それを目標にするのはもうやめます。



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