幹事クリタのコーカイ日誌2013

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5月21日 ● 同世代で楽しみたい?

 ここのところしばしば書いているように、うちのテニスサークルの女性メンバーを新規獲得するためにいろいろと手を打っています。昨日は先月登録したテニスポータルサイトのサークル紹介の内容を再検証して少し訂正したついでに、他のサークルはどんなことを書いているのかいくつか読んでみました。

 多くは「女性は初心者も歓迎」「男性コーチが優しく教えます」などと書いてあって、初心者の若い女性を狙っていることがよくわかります。うちのサークルも女性歓迎は一緒なのですが、残念ながら初級者ならともかく初心者は歓迎できません。よほど根性とやる気があれば別ですが、フワフワした気持ちでは多分サークルのレベルについてこられないからです。むしろ「上級者歓迎」と言うか「上級者上等」くらいのサークルなので。

 そうした中で「同世代で楽しんでいます」」というサークルがありました。もちろんそこも男性コーチが初心者女性を教えてくれるらしいのですが、それ以上に年齢制限が特徴的でメンバーになれるのは18〜34歳まで。35〜49歳はビジター扱いということで、僕のようなオーバー50はビジターにすらなれないようです。

 うちのサークルはいま20代後半から50代前半まで在籍していて、親子ほど年の離れたメンバーがいます。年齢差があればあったで、そのカルチャーギャップが面白いものなのですが、若者が同世代で遊ぶのが楽しいという気持ちもわからないではありません。と言うか、いくつになっても年下とは遊べても年上とは遠慮もあるし気を遣うから遊びにくいものです。そのサークルだって18〜34歳で「同世代」と言ってますが、ハタチ前後の若者は30歳過ぎたオッサンのことは本音では鬱陶しいと思っているかも知れません。

 実はうちのサークルも創設時は同世代でテニスがしたくて作ったサークルでした。その頃に僕が入れてもらっていた社内サークルは僕より一回り以上年上の人たちが中心で、まだ20代前半だった僕には会社の大先輩ばかりでなかなか気苦労の多いところでした。なので、20代のメンバーばかり集めて今のサークルを旗揚げしたのです。いわば無理やり独立したようなものですから、先輩たちにしてみればきっと腹立たしかったことだろうと思います。

 さらに僕はサークルの内規を「メンバーは29歳以下」としました。まだ25歳だった僕はこうして年上を排除し、同世代だけでテニスしようとしたのですが、すぐにこの内規は「昭和30年生まれ以降」に変更しました。自分が数年で30歳になってしまい、自分自身がサークルから追い出されてしまうことに気付いたからです。まあしばらくして結局その内規も廃止してしまいましたが、若者、特に若い男性というのはそれくらいオヤジを面倒くさがっているものです。

 先述のサークルも18〜34歳なんて年齢制限していられるのもいつまでのことやら。今後は年齢の上限をずるずる引き上げていくのか、それともずっと同世代で楽しみたいから、卒業したメンバーで別の中年サークルを作るつもりなのでしょうか。なんだかモーニング娘。みたいですけど。僕はテニスするなら年齢よりも実力やテニスの志向性(競技系かレジャー系か)で区切った方が実際的で楽しいと思っていますけど、若い頃の前科があるだけにあまり大きなことは言えませんね。そのサークルもみんな中年、老年になるまで長く続くと良いなと願っています。



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