幹事クリタのコーカイ日誌2013

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5月11日 ● 錦織がフェデラーに勝利。

 マドリッドオープンで錦織圭がロジャー・フェデラーに勝ち一般マスコミにまで取り上げられるほどのニュースになっています。まあ現在のフェデラーはかつてのフェデラーとは違います。史上最高の選手であっても衰えはきています。フェデラーが調子を落としている状態なら錦織なら十分にチャンスはあることでしょう。

 ただ錦織にとっては長年の憧れだった選手に勝てて、本当に最高の気分でしょう。昨秋のジャパン・オープンに優勝したのと同じくらいの達成感だったのかも知れません。そのせいか、次の準々決勝で113位の無名の選手にあっさり負けてしまいました。このあたりがまだ成長過程というか、トップ10選手との差かも知れません。

 とは言え、錦織がトップ10選手に匹敵するくらいの実力を備えてきていることもまた事実でしょう。ジョコビッチにも勝ったことがあるし、フェレールやツォンガとは互角ですから。今の男子テニスは4強(ジョコビッチ、マレー、フェデラー、ナダル)に加え、その下の4人(フェレール、デルポトロ、ベルディフ、ツォンガ)までが安定してトップ8を構成しています。錦織なら1年以内にもこの「神8」に加わっていく可能性は十分にあります。

 4強も31歳のフェデラーはもう完全に衰えてきていますし、25〜26歳のジョコビッチ、マレー、ナダルも年齢的にいまがピークですからあと2〜3年で力は落ちてくることでしょう。その下の4人もデルポトロ以外はアラサーですから、錦織は数年後にはトップ10はおろかトップ5に入る可能性だって十分にあります。課題は怪我だけでしょう。怪我しやすい体さえ克服できればグランドスラム制覇だって夢ではなくなると思います。



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