連休中の僕のfacebookは見ているのが軽く鬱になるほど「リア充」ばかりで、ちょっとうんざりしていました。海外旅行に行っている奴が何人もいるし、自然の中で遊んでいたり、バーベキューしていたり、美術館や遊園地に出かけていたり、アウトレットモールで買い物だったり、友達と飲み会続きだったり。

　みんな楽しそうに遊んでいるなぁ、人生を満喫しているなぁと喜ばしく思う反面、どうしてもfacebookってこういうことになっちゃうよなぁと諦観もしてしまいました。リアルな友人が見ている以上、「黒い」自分は見せられないというか、楽しそうなシーンだけを切り取ってディスプレイしている印象にならざるを得ません。

　またそのディスプレイされた書き手に対してコメントをつけている人もまたキレイ事しか書かないわけで、そのやり取りは時に空々しく、薄ら寒い思いさえします。本音ではそんなこと思ってないだろうと思わず突っ込みを入れたくなります。

　それに対してtwitterのTLでは愚痴や不平不満が爆裂していました。匿名でつながりが希薄なtwitterだからこそ書ける本音があるわけで、「リア充」たちに対して仕事ばかりしている人が恨みがましいことを書けるのもtwitterの良いところです。またfacebookとあからさまに内容を使い分けている人を読んでいると、その人のことが立体的に見えてきて興味深いです。まああまりにもネガティブなことばかりツイートされるとさすがにそれはそれで引きますけど。

　同じソーシャルネットワークサービスという括り方をされていても、両者の使われ方にはかなり差が出てきました。当然、facebookが合う人とtwitterが合う人がそれぞれいるでしょうし、どちらも苦手という人もいることでしょう。

　ちなみにうちの娘はLINEばかりやっているようです。ＰＣ世代の僕には簡易メールくらいの使い方しか利便性を感じられないLINEですが、スマホ世代はまた違いますから。彼らが社会にどんどん出てくると、また新しいネットワーク文化が生まれてくるんでしょうねぇ。