中日の山本昌が昨日のヤクルト戦で先発。６回を１安打無失点で投げて勝利投手になりました。４７歳７ヶ月。自身が持つ先発での最年長勝利記録を更新しました。凄いです。チームが巨人に３タテくらった後にこの好投。チームを救う好投でした。まさに投げるレジェンドです。

　そしてバッテリーを組んだ４２歳２５年目の捕手谷繁は３安打２打点の大活躍。こちらも凄いです。すでに野村と並ぶ２５年連続本塁打というプロ野球タイ記録を樹立。２０００本安打にも着々と近づいています。さらに通算出場試合数も歴代２位の王を今シーズンには超えそうということで、こちらもレジェンドの域に入ってきています。

　この合計８９歳、語呂合わせなら「ヤキュー」バッテリーが元気なので、本来なら大ベテラン扱いされるはずの和田、井端、岩瀬らがあまり年寄りに感じられません。お前らまだ若い癖にもっと頑張らないと、という印象です。そう言えば中日には山崎という大ベテランもいました。２軍落ちしちゃったみたいですけど。タケシにももうひと花咲かせて欲しいです。

　中日は年寄りばかりで将来大丈夫なのか、という心配は落合が監督だった数年前からしていましたが、未だに彼らがみな元気なのが驚きです。スポーツ医学の発達が選手寿命を伸ばしているという話ですが、中日のチームドクターは特別優秀なのでしょうか。こういうチームに入る若手はなかなかチャンスがもらえず大変だと思いますが、逆に言えば次々と若手中堅の選手が潰れていってしまうチームよりも、ずっと現役で長く活躍できるノウハウがあるチームの方が安心だとも考えられます。

　常に平均年齢が３０代半ばのチームがあっても良いでしょう。ファンだって馴染みの選手をずっと応援し続けていたいですから。