幹事クリタのコーカイ日誌2013

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3月29日 ● バブルファッション。

 「ジェネレーション天国」というバラエティ番組があります。よくある世代差あるある的な番組ですが、60代以上(番組ではバナナ世代と呼んでいます)、40代(キウイ世代)、20代(マンゴー世代)に分けて、それぞれの世代の若い頃の世相風俗流行を紹介し、その違いに驚き笑い感心するという番組構成です。

 もっとも世代ごとに分けているとは言え、バラエティだけに厳密なものではなく、バナナ世代は昭和20年〜40年代のかなり幅広い流行を取り上げているのに比べ、キウイ世代は1980年代後半〜90年代前半のほぼバブル期のことばかりですし、マンゴー世代は最新情報なので大学生のうちの娘が見ていても知らないことも結構取り上げています。

 要は「三丁目の夕日」の世界と、バブル全盛時の面白ネタと、最新流行情報を取り混ぜて紹介しているだけなんですが、僕のように50代で上から下までリアルに知っている人間にしてみれば、子どもと一緒に見るにはなかなか興味深い番組ではあります。

 その中でも特に笑えるのがキウイ世代のバブルネタ。あの頃を通り過ぎてきた自分たちでさえ「なにやってたんだか」と思うほどですから、知らない若い世代が見たら笑うやら呆れるやらなのも当然です。先日も美容を取り上げていましたが、太い一文字眉、真っ赤な口紅、ワンレンとさか頭でボディコンという強烈さは、当時はそんなものだと思っていましたが、今となってはド迫力。本当に「攻めてるなぁ」と思います。

 ただ怖いのは流行は常に繰り返すこと。すでに世の中は太眉へと移りはじめていますし、服もラインの出るボディコンシャスな方向になってきています。サイドの刈り上げもまたぞろ復活してきているのですから、まさかのとさか頭だってリバイバルしないとは限りません。

 かつて70年代のベルボトムジーンズや二段になった太いベルトなんて絶対に流行らないと思っていたら、リバイバルしたことがありました。バブルファッションも十分可能性があります。そもそもKARAや少女時代が流行り始めた頃に、僕は「韓流はバブルの頃のおねえちゃんたちを彷彿とさせるな」と思っていました。肩パッドといい細身の絞ったラインといい、ヘアスタイルだってワンレン風です。本当に流行りは繰り返すのです。

 バブルの頃のファッションが流行ったら、景気もバブル期並みにガンガンいけば良いですけどね。眉が太くなると景気が良くなるという話もあるらしいですし、少し期待しています。




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