幹事クリタのコーカイ日誌2013

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3月28日 ● 日本代表もいろいろ。

 これで勝つか引き分ければ本戦出場が決まるサッカーW杯ヨルダン戦は、いかにも日本の悪いところが出た形で1−2で負けてしまいました。まあ感想は見た人の多くが共通したものでしょうし、サッカーに関しては一般レベルの知識しかない持たない僕が戦術・戦略について語っても、とりたてて目新しいことが言えるわけではないのでやめておきますが、やはり勝負事は常に厳しいものだなと改めて思いました。

 もっともこの試合は最近流行の「絶対に負けられない試合がある」というわけではなく、負けてもそこまで大きな影響はありません。次のホームでのオーストラリア戦で引き分け以上なら大丈夫ですから、ここはひとつ前向きに考えて、ホームできっちり締めて勝てば、本戦出場を盛り上げる最高のカタチになると思うことにしましょう。ヨルダン戦で決めていたら残り試合が消化試合になってしまうわけで、ホームで勝つことの経済波及効果の大きさを考えたら失うものばかりではないはずです。

 それにしても野球のWBCと言い、サッカーW杯といい、日本代表チームが戦うとこれだけ熱気をはらみ盛り上がるのだから、もうすぐ開催されるテニスの国別対抗戦デビスカップももうちょっと盛り上がらないものかと思います。4月5日〜7日に有明での韓国戦。これに勝てば日本はアジア/オセアニアゾーンからワールドグループ復帰へのプレーオフに進出することができます。

 日本男子テニスのレベルはちょうど日本男子サッカーのレベルと近いと思います。アジアではトップクラス、世界で20位前後。昔はアジアでも幾多の国の後塵を拝していましたが、今は個々の選手の力量が上がりワールドクラスの選手も登場、全体の底上げも図れているところもサッカーと共通しています。まだまだトップレベルの国には及びませんが、昔を知っているファンからしたら驚くほど強くなりました。

 今回の韓国戦では残念ながらエースの錦織は脇腹痛を考慮して出場しませんが、それに続く添田、伊藤の2人が実力を発揮すれば韓国相手なら十分に勝てるはず。昨秋のイスラエル戦で負けてワールドグループから陥落した悔しさを胸に、野球やサッカーに負けない熱い戦いを期待したいと思います。

 さらに女子も国別対抗戦フェドカップで4月20〜21日に敵地スペインでのワールドグループプレーオフに臨みます。こちらは2月のワールドグループ1回戦のロシア戦で2−3と競り負けたので、プレーオフに回ったのですが、難敵スペインを相手に森田、伊達の2人がどこまで戦えるか注目です。なにせスペインのレッドクレーでは伊達のライジングのテンポの速いテニスは生きません。森田の強打も威力が落ちてしまいます。苦しい戦いになるのは明らかですが、何とかワールドグループ死守を目指してもらいたいところです。

 一部テニスファンだけが盛り上がっているだけで、野球やサッカーのように国民全体を巻き込む熱気はテニスでは期待できませんが、せめてテニスファンくらいはもう少し関心を持っていも良いのではと思います。WOWOWで放送予定です。




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