幹事クリタのコーカイ日誌2013

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2月18日 ● 指導者の大事さ。

 昨日はまた山本麻友美プロにサークルに来てもらってレッスン会でした。最近は一人10分程度の個人レッスンを順番にしてもらい、その後でゲーム形式で練習をします。各人が自分なりの課題を考えてきてプロに質問して、実際にプレーしてアドバイスをもらいます。

 個人レッスンですからアドバイスも個々に対応したことになるのですが、横で聞いているとそれはみんなが共通して気をつけた方が良いことでもあるんですよね。上達していく過程では大体誰でも同じところで引っかかり悩んでいることがよくわかります。

 例えば昨日ならボレーを何とかしたいという課題が多かったのですが、結局共通して問題なのはラケットの振り方ではなく、むしろフットワークにあることがわかりました。ある程度テニスをしていればラケットワークはそれなりにできるようになっているんですが、ボールを当てること、飛ばすことばかりに気を取られて足の運び方が疎かになっているのに気付かないわけです。

 ところが実際にボールがうまく飛ばないとか、ラケットに当たらないという原因の多くは、実は足にあったわけで、スプリットステップの踏むタイミングだとか、ボレーの一歩目の足の出し方とか、そこを改善するだけでボレーはかなり楽になります。僕もそれは頭ではわかっていたはずなんですが、実際にプロが指摘しているのを横で聞いていて「なるほど」と納得してしまいました。そういう視点で他人のプレーを見ると確かに欠点がよくわかります。

 短時間でのレッスンなので、それで本当にプレーが改善できるかというと、これはそう簡単なことではありません。ただ確実に効果的な良いヒントを貰ったのですから、それをよく覚えておいて今後自分が気をつけていけば必ず上達するはずです。どうして良いかわからないままに闇雲に練習したり、間違った指導をされてはなかなか上達はしません。

 きちんと正しい方向を示してくれる指導者は大事ですし、ましてや実際にやって見せてくれる人は貴重です。殴って言うことを聞かせて満足している指導者は単なる支配者に過ぎません。



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