幹事クリタのコーカイ日誌2013

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2月7日 ● 結婚観の変化。

 今クールはドラマを見ていません。録画はしてあるんですが、なかなかドラマを見るのは腰が重くて。『とんび』『最高の離婚』あたりはそこそこ評判が良いみたいですが、ちらっと見たけど自分の好みじゃないんですよねぇ。昭和テイストな人情ドラマ『とんび』は、ちょっと重くてあまり好きじゃないですし、『最高の離婚』はセリフがいかにも洒落ていてわかるわかる、というところもあるのですが、30代ターゲットのドラマなので、50代結婚歴27年目のオヤジとしては少々子どもっぽく感じてしまいます。

 長く夫婦をやっていると「結婚観」というものも徐々に変化してきます。20代の頃のような甘い夢はとうに捨てさり、30代の若さへの未練と執着もなくなり、40代のリアルな生活との葛藤もクリアしてきました。子育てのゴールも間近に迫ってきていて、これからはまた夫婦2人への生活に回帰していく準備段階です。

 夫婦の会話は年を経るごとに少なくなっていきますし、お互いに諦めているところも多く、あまり期待もしていません。その代わり大して話さなくても大抵のことはトラブルなく進んで行くし、だいたい行動パターンもわかるので無駄は少なくなっています。もともと性格的にもトラブルが嫌いなので喧嘩になることもなく、ただただ家庭内が平穏無事に過ぎていくことを願っています。

 逆に言えば、家庭に多大なエネルギーを費やせるほど若くもないということです。仕事や趣味など他にエネルギーを使うべき場所がありますから、50代の限りある資源は有効に使わなければなりません。『最高の離婚』のように性格が違うからと言って、そのために心身をすり減らしていたら何もできなくなってしまいます。家庭が平穏で空気みたいな存在であってくれたら、自分のやりたいことに集中できます。

 まあこんなこと書いていますが、60代、70代の方たちから見たら「まだまだ若いな」と思われるのでしょう。きっと結婚歴が40年、50年と長くなるにつれて、さらなる発見があるのかも知れません。同じドラマを見たってまた違う感想を抱くのでしょう。人生いくつになっても先のことは未体験ゾーンですから。



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