来月に９年目の車検を迎える愛車。中古で買って５年目。ちょっと古くなってきましたが、娘が大学に行っている間は買い替える余裕はないなと今回も車検を通すつもりでした。ところが思わぬアベノミクス効果で株価が上がり資金に少し余裕ができたので、下取りの値がつくうちに買い替えようかと急に検討を始めました。

　で、いつもの中古車屋に条件ピッタリでお買得なクルマがありました。３年落ちの、フル装備、黒。昨日午後に試乗して価格交渉。クルマの状態は最高、焦点は現車の下取りをいくらまでアップさせられるかで、まああと数万円でも上乗せしてくれたら買うよ、ってことで、夜に電話をもらうことになりました。

　こちらもお金の捻出方法をいろいろ検討して、何とかなるかなと思っていたら店長から電話。さていくらになったかと思いきや「売れちゃいました」。おいおいおい！です。昼に「他に売らないでよ」とあれほど念押ししたのに、他の店でさっさと商談をまとめてしまったとか。相場よりもかなり安く出ていたので心配していたのが的中した結果になってしまいました。

　数万円のことで欲をかいた僕が悪いのかも知れませんが、先に商談していたのはこちらなのに何とも納得いきません。とは言え、他の客に売ってしまったものはどうしようもありません。いま乗っている愛車は調子も良いし、サイズもスタイルも気に入っているし、直列６気筒エンジンのスムーズな吹け上がりは本当に官能的で最高。ドライバーズカーとしては他になかなかないタイプのクルマなので手放したくない気持ちもあります。これはまだ縁を切るなと神様が言っているのだと思うしかありません。

　と言うか、クルマの神様じゃなくてお金の神様が節約しろと言っているのかも。ちょっと株価が上がったくらいで調子に乗るなということでしょう。