幹事クリタのコーカイ日誌2013

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1月16日 ● 最年長勝利と日本全勝のW快挙。

 連日全豪オープンの話題ばかりでテニスファン以外には申し訳ないですが、これだけ選手が頑張っているだけに、少しでも多くの人がテニスに興味を持ってもらいたい気持ちが強いので、今日もまたまた全豪の話です。

 昨日書いたように日本人選手が好調です。一昨日書いたように今大会は日本選手がそこそこドローに恵まれました。男子はみな格下が相手。女子はランキング的には相手が上ながら十分に勝てる可能性がある相手。伊達こそ12位のペトロワと強敵ですが、彼女はランキングでは測れない別格の選手。だから全員に勝利の可能性があると思っていましたが、本当にその通りになってしまいました。

 昨日、添田豪の相手のサビルは18才の今大会出場選手で最年少。地元オーストラリア期待の星であり、昨年のウィンブルドンジュニアと全豪ジュニアを制しています。添田にしてみれば10才年下のワイルドカードとの対戦はやりにくい相手だったと思います。1セット目はその硬さが出てタイブレークで落としましたが、その後は立ち直って順当に勝ち切りました。

 日本女子のエース森田あゆみの相手は54位のタチシビリ。72位の森田からしてみれば格上ということになりますが、このくらいのランキング差は大した問題ではありません。森田の強打が炸裂すればトップ50の選手だって撃破できます。実際、前哨戦のシドニーではハンチュコワに勝っています。好調を維持している森田があっさりストレートで勝利しました。

 そして昨日のハイライトは何と言ってもクルム伊達公子。12位を相手に100位の伊達が6-2、6-0のストレート勝ち。まるでランキングが逆なのではないかと思うようなスコアです。伊達のライジングショットは天才的なものですが、それを支えているのはフィジカル。昨年は故障続きで真価を発揮できませんでしたが、今年は体調も万全、体が切れているということでしたから期待してはいましたが、まさかここまでの圧勝は予想をしていませんでした。

 42歳での勝利は、往年の名選手バージニア・ウェードを抜いて、全豪女子シングルスではオープン化以降の最年長記録となりました。伊達は未だに体調を整えて臨めばトップ10の選手とも互角に戦えると思います。今大会も疲れが溜まるとダメでしょうが、それまでは他のシード選手にしてみれば怖い存在だと思います。準々決勝まで勝ち上がれればセレナ・ウィリアムズと対戦です。そこまでいったら本当に凄いです。まあ今でも十分に凄いですけど。



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