幹事クリタのコーカイ日誌2013

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1月15日 ● 日本選手3戦全勝。

 全豪オープンテニスで早速日本勢がやってくれました。初日に登場した錦織圭、伊藤竜馬、土居美咲の3選手が揃って勝利して2回戦に駒を進めたのです。日本人が3戦全勝なんて1970年代後半にテニスを見はじめて以来記憶にありません。特に男子は本当にレベルアップしてきたなぁと感慨ひとしおです。松岡修造引退以来、実に実に長い暗黒時代をようやくくぐり抜けてきた実感が沸きました。

 錦織は手堅いテニスでした。どんな選手でもグランドスラムの初戦は硬くなるものですが、元来スロースターター気味で、しかも膝に不安を抱えている錦織が硬くなるのも無理はありません。第1セットはなかなかブレイクができずにタイブレになって、リードしながら逆転で奪われてしまいました。ただ内容はそれほど悪くはなかったので、硬さが取れて思いっきり振り抜けるようになれば大丈夫だろうと思っていた通りに、2セット目からは強さを発揮。あっさりと3セットを連取しての逆転勝利でした。

 伊藤竜馬は死闘でした。最初に2セットリードしながら3セット目に痙攣を起こしてしまい、回復を信じて第4セットを捨てました。そして勝負をかけたファイナルセットで見事に復活。3時間29分のフルセットを戦い抜きました。最後は気持ちで勝ったと思います。グランドスラムで1つ勝つかどうかというのは大きな差があります。素晴らしい勝利でした。

 土居美咲の試合は見ていませんでしたが、一昨年のウィンブルドン以来のグランドスラム勝利。土居も森田に続く日本人2番手のところまでランキングを上げてきただけに、そろそろブレイクを期待したいところです。2回戦はシャラポワ。負けてもともとの相手だけに思いきって彼女の得意のフォアハンドを炸裂させて欲しいところです。

 これから登場する残る日本の3選手にも勢いをつけるような全勝。こうなったら6人全員初戦突破という快挙を期待しています。伊達がちょっと大変ですが、可能性は十分にあると思います。


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