幹事クリタのコーカイ日誌2013

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1月14日 ● 全豪オープン展望。

 いよいよ今年最初のグランドスラム全豪オープンが始まります。男子はナダルが欠場のままなので、残る3強の優勝争いになることはほぼ間違いないと思いますが、期待は我らが錦織圭。今大会はかつてないほどドローに恵まれたので、優勝争いに絡む大チャンスとなるかも知れません。

 錦織はランキングは18位ながら第16シード。自分より上位の選手とは4回戦まで当たりません。しかも順当に進めばその4回戦の相手は、過去に2回も勝っている錦織にとって相性が良いフェレールです。第4シードではありますが、3強と同じブロックに入らなかったのはラッキーです。さらにフェレールに勝てれば準々決勝は第8シードのティプサレビッチ。十分にベスト4が可能なドローとなりました。

 日本の添田豪、伊藤竜馬は1回戦がそれぞれ予選勝ち上がりの選手と対戦します。錦織も含め日本の3選手は今回ドロー運が良かったと思います。このチャンスを生かして添田も伊藤もぜひ初戦突破を果たし上位選手に挑戦してもらいたいものです。

 優勝争いは第1シードのジョコビッチがドローに恵まれました。初戦のマチューを始め、ステパネク、バブリンカとそこそこの相手は待っていますが、取りこぼすとすれば準々決勝のベルディヒくらいでしょう。恐らく決勝までは体力を温存しつつ楽に勝ち上がってくると思います。

 第2シードのフェデラーは準々決勝でツォンガ、準決勝でマレーと後半かなり厳しくなります。マレーは準々決勝のデルポトロが難敵。フェデラーにしてもマレーではなくデルポトロが出てきてもきっと準決勝は厳しい戦いになることでしょう。待ち構えるジョコビッチ戦の前に疲れてしまう可能性も大です。

 女子は第3シードながら昨年後半圧倒的な強さを見せつけたセレナ・ウィリアムズがダントツの優勝候補です。彼女を止められる可能性があるのは第1シードのアザレンカよりも、第2シードのシャラポワかも知れません。アザレンカに限らずラドワンスカもクビトバも若手の選手はみなセレナと対戦すると叩きのめされてしまいます。長年セレナと鎬を削っているシャラポワの方がまだ分がある気がします。

 日本勢は森田あゆみ、土居美咲、クルム伊達公子の3人が出ますが、伊達は初戦で第12シードのペトロバと厳しいドロー。ただ最近調子を上げているようですし、ここらへんでまた世界を驚かせてくれるかも知れません。土居は2回戦でシャラポワと対戦することになるので、何としても初戦突破して挑戦ほしいところ。ドローに一番恵まれたのは森田で、セレナと当たる3回戦までは進める可能性があります。最近パッとしない日本女子もそろそろ明るい話題を期待したいと思います。



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