幹事クリタのコーカイ日誌2013

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1月7日 ● 流れを変えるやり方。

 勝負事には「流れ」というものがあります。科学的にどう説明をつけて良いのかよくわかりませんが、例えば麻雀なんかしていると顕著に流れがきている時ときていない時がはっきりわかります。スポーツでもやはり流れがきている時は少々の実力差を簡単に覆すことができます。

 長年テニスをしていますが、この流れがきている時にどううまく乗っていくか、逆に相手の流れをいかに絶ちきるかは未だに課題です。特に相手の流れを止める方法は、本当にあれこれ考えて工夫をしてみるのですが、あまり「これ」と言ったセオリーは掴めません。

 例えばポイントの間を取ってみるとか、今までとは違う攻め方をしてみるとか、ラケットを変えてみるとか、とにかく動き回るとか、大きな声を出してみるとか、あれこれやってみてうまくいくこともありますが、かえってドツボにはまることもしばしばです。

 昨日久しぶりに山本麻友美プロと男4人でがっつりテニスをしたのですが、その時に対戦している僕たちに流れがきた試合がありました。山本プロは絶好調でそれまでの4試合を全て4-0で勝っていました。とにかく我々としては1ゲームを奪うことが目標に変わったくらいです。

 ところが5試合目。最初のゲームを競りながら僕たちが取ったところで急に流れがこちらにきました。続けて2ゲームを連取して一気に3-0とリードしたのです。それまで1ゲームも取れなかったことが嘘のようにゲームが取れます。まさに流れがきているという状態でした。

 4ゲーム目は落として3-1となったものの、まだ流れはこちらにある状態で5ゲーム目。僕のパートナーだったM本さんがスマッシュを打ち、決まったかと思った時です。山本プロがそのスマッシュをセンターから僕のサイドにフォアハンドで叩き込んできたのです。呆気にとられる僕の横をキレイに抜けてエース。

 この一本で流れが変わりました。山本プロのショットがガンガン入り始めるし、プロのペアのM原くんのショットも安定してきました。結局4ゲーム連取されて3-4の逆転負け。山本プロが「久々に燃えました」と言うほど見事な逆転劇でした。

 まあやられてしまったものは仕方ありませんが、流れを変えるやり方のひとつとして勉強にはなりました。あり得ないようなスーパーショットで一気に流れを引き寄せる。うーん、勉強にはなったけど、真似できないので参考にはならないかなぁ。



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