幹事クリタのコーカイ日誌2012

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12月10日 ● 早く生まれたもの勝ち。

 昔はボーナスが出ると、その使い道をいろいろ考えてワクワクしたものです。独身時代から結婚して子どもが小さいうちまでですけど。その頃は毎年のようにボーナスの金額は上がっていくし、生活費や教育費も大してかかっていなかったので、家電を買うとか、旅行に行くとか、そういう楽しい使い道をあれこれ考える余裕がありました。

 しかし、子どもが成長するにつれて、そういうことにボーナスを使うことがどんどんできなくなってきました。毎回、使い道は住宅ローンの返済と教育費、そして毎月の赤字の補填。これでほとんど消えていきます。なにか買えるとしてもせいぜいバーゲンで服を買うとか、温泉に1泊2日くらいが関の山です。

 しかも哀しいことに一番金のかかるようになったここ数年、ボーナス額はガンガン下がっていきます。リーマンショック以降、ベースになる金額が減っている上に、年功序列による給与体系が見直されて我々ベテラン社員の給料はさらに下がってきているからです。

 若い頃は「年を取ったら給料が上がるから今は我慢しろ」と言われたのに、実際に年を取ったら「働いている若手に厚くするからベテランは我慢しろ」では、ずっと我慢し通しです。それならバリバリ働いていた若い頃に我慢した分を返して欲しいものです。

 年金も65才まで待たなければならないし、バブルの恩恵を受けるには若くてあまりメリットなかったし(お陰でバブルが弾けた時に損害もなかったですけど)、あと10年、いや5年でも良いから早く生まれていたらラッキーだったのになぁと最近思っています。

 もっとも今の若い世代の多くは同じように裕福な上の世代を羨ましく思っているようですから、本当に早く生まれたもの勝ち。実に不幸な構図です。選挙で政権が代わっても、この構図は簡単には変わらないことでしょうねぇ。



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