幹事クリタのコーカイ日誌2012

[ 前日翌日最新今月 ]


 
12月8日 ● 改憲は争点ではないのに。

 自民党の片山さつきがまたバカなことをツイッターで呟いていると聞いたので見に行ったら、本当にバカなことを言っていました(こちら)。

 自民党が今回の総選挙で改憲を公約にしているのは知っていました。ただ今回の総選挙の争点は原発やTPPや消費税増税だけではないぞと思いつつ、改憲なんてそれ以上に争点ではないので興味を持っていなかったのですが、まさかこんな酷いアナクロな内容だとは思いもよりませんでした。国民主権と基本的人権を否定する憲法を制定しようとしているなんて、彼らは19世紀、いや中世からタイムマシンに乗ってやってきたのでしょうか?

 改憲論議と言えば9条の扱いが焦点になるものです。戦争放棄、戦力までも放棄するというのは非現実的だし実態にも即していません。でも、基本的人権を否定するような改憲にしようとしているなんて無茶苦茶です。いま自民党内には選挙で大勝しそうだと調子に乗っている右翼が一部にいるみたいで、しかもそれが安部ちゃんなんか頭に担いでいるものだから、とことん浮かれまくっているようです。

 今回自民党が勝てそうなのは、国民が自民党を支持しているからではなく、民主党が勝手にコケたから。しかも第3極も分裂して訳がわからなくなってしまい、ただぼんやりしていただけなのに自民党に政権が転がりこんできそうだという状況です。決して大きな期待をしているわけではありません。

 それなのに総裁を筆頭にみんなで選挙前から浮かれまくっている様子を見ると、やっぱり自民党だけには入れないでおこうと思ってしまいます。少なくとも単独過半数を自民党に取らせることだけは避けないとヤバイです。連立している公明党という重石がきかなくなってしまいますから。

 維新も石原が代表である限りは自民党右派と同調しかねないし、未来は3年前の民主党のマニフェストと同じことを言っている小沢傀儡だし、つくづく投票する先がない選挙でうんざりですが、「より悪くない方」を選ぶしかないんですよねぇ。



gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」

テニス好きなら「幹事クリタのテニス日誌」