幹事クリタのコーカイ日誌2012

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12月5日 ● 従兄弟の葬儀。

 先日6才年下の従兄弟が急逝し、昨日が葬儀でした。会社の仲間と旅行に行っていて、早朝に急性心不全で死んでしまったそうです。朝、起きてこないので不審に思った仲間が見に行って発見したらしいですが、一緒に旅行に行っていた仲間もさぞかし驚いたことでしょう。

 従兄弟はこれといった持病もなく、誰もそんなことになるとは予想もしていなかっただけに、僕も連絡がきても俄かには信じられませんでした。残された奥さんと小学生の2人の子どもたちの今後のことや、年老いて息子に先立たれた伯父伯母の心中を考えると、本当にいたたまれない気分です。

 辛い葬儀でしたが、ひとつ不思議に思ったことがありました。よく葬儀の時に話題になる遺族の席順です。普通は喪主である妻、その子、そして故人の兄弟とその配偶者、その子(甥姪)、配偶者の兄弟とその家族、という「血の濃さ」の順番になるのはわかります。ただ今回は故人の年齢が若いため、故人の両親、故人の配偶者の両親、故人の叔父叔母も多く列席していました。いわゆる「逆縁」に当たる人たちが多かったのです。

 今回はこれら一世代上の遺族がまとめて後ろに回されました。故人の家族、故人の兄とその家族、配偶者の兄弟とその家族、そしてその後に故人の両親、配偶者の両親、そして故人の叔父、叔母という順序でした。まあ叔父叔母はともかくとして、故人の両親というのは血の濃さで言えばもちろん一番なわけです。それが後ろに回されて、遺族の焼香の時には紹介もされず十把一絡げという扱いは正しいのかどうか。

 昔は逆縁は火葬場にも行かないということでしたが、最近ではあまり気にしないみたいですし、今回両親である伯父も伯母も火葬場に行っています。葬儀のしきたりというのは地方や時代や宗派によって結構異なるということですので、今回が間違っているということでもないのでしょうが、奥さん子どもとともに一番悲しんでいるのは間違いなく親である伯父と伯母だっただけに、その他扱いされているのを見ているのも、ちょっと切ないものがありました。



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