幹事クリタのコーカイ日誌2012

[ 前日翌日最新今月 ]


 
11月12日 ● カド番大関たち。

 大相撲九州場所が始まりました。新横綱日馬富士が注目されていますが、個人的にはカド番大関たちの動向が気になります。今場所は琴欧州、琴奨菊、把瑠都となんと3大関がカド番。これは史上初だそうです。史上初の6大関だったのが、日馬富士の昇進で5大関になりましたが、今場所誰かが大関から陥落すれば4大関もしくは3大関と一気に半減することすら考えられます。さすがに3人が3人とも負け越して2大関になるということはないと思いますけど。

 陥落の第一候補は琴欧州。現在の大関陣では最古参ですが、何よりずっと故障続きでかつての実力は全く発揮できていません。毎場所勝ち越すのがやっとの相撲ですが、いよいよ危ないのではないかと思われます。昨日も松鳳山に投げられて負けてしまいましたが、もはや大関の地位を維持する力もなさそうです。下手をすれば引退ということも考えられます。

 琴奨菊はまだ大関に上がって間もないのに早くも昇進した頃の勢いを失っています。こちらも琴欧州同様にすくい投げで負けましたが、さすがにまだ陥落するには早過ぎると思いますので、何とか踏ん張って欲しいものです。日本人横綱は琴奨菊か稀勢の里しか現時点では考えられないのですから。

 把瑠都も最近一時期の強さに陰りが見えてきています。パワーだけの相撲ですから相手に研究され尽くしたのかも知れません。「勝ちパターン」を持たないとこの先は難しいでしょう。昨日は勝ちましたがちょっと相手に粘られてしまいました。

 ついこの前まで同じようにギリギリ勝ち越し仲間だった日馬富士が2場所連続全勝優勝という大化けをして横綱に昇進したのですから、残る大関陣も奮起して両横綱を脅かすような相撲を取ってもらいたいものです。じゃないと相撲人気はまだまだ回復には遠いことでしょう。



gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」

テニス好きなら「幹事クリタのテニス日誌」