幹事クリタのコーカイ日誌2012

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11月3日 ● 新ドラマの感想。

 随分遅くなりましたが、この秋の新ドラマの感想をざっと書いていきます。

 まず期待以上だったのがキムタク主演の月9『PRICELESS〜あるわけねぇだろ、んなもん!〜』。思っていたよりずっとテンポの良いコメディで、カッコつけてるだけのスーパーマン・キムタクじゃないところが好感が持てます。これはやはり演出の鈴木雅之がキムタクの生かし方をよくわかっているということでしょう。脇も一部を除いてちゃんと芝居ができる人が多いので、安心して見ていられます。

 完璧に期待通りだったのは『勇者ヨシヒコと悪霊の鍵』。全く前作からクオリティを上げずに相変わらずチープなまま作っているところが最高です。それでも段ボールで作ったモンスターの製作技術が向上して、ちょっと上手になっていますが、基本的にはとにかく前作を上回ろうというような前向きさがないところが、このドラマらしさを維持していて、本当に期待通りの面白さでした。まあドラマと言うよりはバラエティですから。

 期待をほぼ満たしてくれているのが『大奥 誕生[有功・家光篇]』と『ゴーイング マイ ホーム』。「大奥」については以前に書いたので、『ゴーイング マイ ホーム』について。初回が長すぎて見ていて疲れましたが、是枝監督らしさが全開で期待通りの面白さでした。「ヨシヒコ」がドラマではなくバラエティなら、こちらはドラマではなく完全に映画。画面の作り方も脚本も演出もテレビドラマとは感じさせません。すっかり映画の気分で見ていました。まあそうは言ってもドラマである以上、賛否両論あるでしょうけど。

 期待をちょっと下回ったのは『結婚しない』。見ていてほぼ思っていた通りのストーリーのドラマではありましたが、ちょっと主役2人のキャラが馴染めません。年の割には随分と幼い感じがして、それがドラマだからなのかも知れませんが、リアルな30代半ばと40代半ばはもっと落ち着いていて暗いと思います。あまりリアルにし過ぎると暗すぎて見たくないかも知れないので、これくらいでちょうど良いという判断なのかも知れませんが。

 5本も連ドラを見続けるのはしんどいので、今後は減らしていくつもりです。キムタクの月9とヨシヒコは多分このまま見ますが、残り3本のうちどれが残るかはドラマ中盤の盛り上がり次第かなと思っています。



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