幹事クリタのコーカイ日誌2012

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11月1日 ● 不倫を大声で語るな。

 昨日ひとりで某とんかつ屋でランチしていた時のこと。2つおいた席に座っている20代後半のOLらしき女性2人組が恋愛から不倫の話に突入しました。ひとりは派手下品、もうひとり地味太め。不倫を語るのは派手下品の方です。

 「付き合っている彼氏がちゃんといたから、ないないって思ってたんだけど、いろいろ仕事のこととか相談しているうちにそういう関係になっちゃって」「上司だから仕事のことでもなんでも話せるし頼りになるし、遊びに行っても優しいし気がきくし、ご飯行ってもお金出してくれるし、プレゼントもくれるし、男としては本当に最高なんだよね」「でも子ども3人もいるし、結婚とか無理じゃねって思ってたら、もし奥さんと別れたら結婚してくれる?とか聞いてくるし」「で、年上で上司のくせに、○○ちゃんだけだよ、とか言いながら手を握って甘えてきたりするんだよねぇ」。

 もう、お前どこの安いドラマの不倫設定を話してるんだよ、というくらい典型的な浮気男のテンプレート。本当にそうなのか、彼女の願望で話が盛り盛りになっているんだかわかりませんが、とにかく嫌がっているように見せかけながらのモテ自慢爆裂です。楽しそう。でも、それモテてませんから、単なる遊び慣れた男ですから、残念!とギター侍(死語)に斬って欲しいくらいです。

 当然、こんな話を聞かされている相方の地味太めはイラついています。さすがに面と向かって彼女に文句を言えないので、ひたすら相槌は相手の浮気男の悪口。「なにそれ、キモイ」「最悪」「ひどっ」「かるっ」「優柔不断」「男らしくないよ」など、よくぞまあ出てくるもんだと言うくらい罵詈雑言の連発でした。その悪口、本当は目の前の彼女に言ってるんだよね、と横で聞いている僕でもわかりますが、自慢している派手下品には伝わっていません。

 表面的には噛み合っていながら、気持ちは全くすれ違った会話で盛り上がって2人は店を出ていきました。周りのお客さんも「ほぉ」と溜息をついた感じです。なにせ2つ離れた席の僕でもこれくらいハッキリ聞こえたんですから、とんかつ屋にいた周囲数人のお客さん全部が聞かされていたようなものです。不倫そのものの是非よりも、そういう話を公共の場で大声で喋ることを改めた方が良いよと思いました。バカ丸出しなので。



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