幹事クリタのコーカイ日誌2012

[ 前日翌日最新今月 ]


 
10月26日 ● ドラフトあれこれ。

 今年のプロ野球ドラフト会議は目玉選手が少なく、数少ない有力選手の取り合いになるだろうと言われていました。注目は(1)藤浪はどこが交渉権獲得するのか(2)大谷と菅野を強行指名する球団があるのか、この2つでした。結果として藤浪は4球団競合の末、阪神が交渉権を得たし、大谷は日本ハムが昨年の菅野に続いて強行指名、菅野は巨人以外指名せずにすんなりということになりました。

 まず藤浪ですが、12回連続で外れを引いていた地元の阪神がくじを引き当てたのはメデタイことだと思います。ただ阪神というチームはなかなか有力な新人投手がうまく育てられないのが心配なところ。まして地元だけに贔屓の引き倒しにならないか、人気取りのために上で投げさせて潰したりしないか、逸材だけにきちんと育成してほしいのですが。

 アメリカに行くと宣言している大谷を指名した日本ハム。昨年菅野でドラ1をムダにしたのに、今年もまたムダになることも覚悟の上での指名。なかなか思い切りが良いですが、さすがパ・リーグの覇者、チームに余裕があると解釈しても良いのでしょう。個人的には大谷の純粋な夢は理解できるものの、高校生からアメリカにわたるよりは、日本のチームで磨いてから行った方が大谷のためにも良いと思うので、日本ハムには逆転を期待しています。

 巨人以外ならアメリカと言っていた菅野。大谷の純粋にメジャーでやりたいという思いとは逆に、いかにもアメリカを駆け引きのだしに使った感があって良い印象はしませんでした。巨人以外の球団が菅野を指名して交渉権を獲得したら、本当にアメリカに行くのかどうか見たかったと思いました。

 本人と周囲と巨人は嬉しそうですが、ドラフト制度を否定するような振る舞いは他球団及びファンは冷ややかな目で見ていることを忘れない方が良いでしょう。日本のドラフト制度はいい加減に完全ウェーバー制にした方が良いと思います。これではいつまでたっても戦力均衡になりません。ソフトバンクではなく、DeNAにこそ東浜が必要です。



gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」

テニス好きなら「幹事クリタのテニス日誌」