幹事クリタのコーカイ日誌2012

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9月27日 ● ピッチャー安倍ふたたび。

 安倍晋三が自民党総裁に決まりました。地方の党員票は石破茂、でも国会議員の票は安部というこの流れは、まあ予想通りで意外ではありませんでしたが、石原が沈んだことで彼を支持していた自民党の重鎮と呼ばれる人たちがもはや力を持っていないことが証明されて、それは自民党のために良かったんじゃないかと思います。3年も野党やっているのに、今さら森だの青木だのが仕切っているようでは未来はありません。

 さて、安部ちゃんです。前回は「ポンポン痛い」で政権を放り出した困ったお坊ちゃんです。そんな彼が「近いうちに」再び総理になるかも知れないことになりました。前回の辞め方が辞め方だけに、信用できないという人もたくさんいることでしょう。僕もあんな辞め方しておいて、また出てくることに本当に神経が図太いというか、少なくとも普通の人が持っている「恥ずかしい」という感覚は持ち合わせていないんだろうなと感じました。

 もっとも、普通の人の感覚で一国を率いられてもかえって不安なわけで、そういう意味ではこれくらいの図太さは政治家としては大事なことかも知れません。むしろ前回の汚名返上を期して本当に日本のために働いてくれれば、あれも「良い経験」になったということになります。また一度失敗した人間が、二度と再起のチャンスが与えられないというのも決して良い世の中ではないので、再チャレンジして見事成功したら、世間の挫折失敗をしている人たちにも大いなる勇気を与えてくれることでしょう。

 反対にこれでまたお腹が痛くなったからと政権を放り出して辞めたら、もう最悪です。一度失敗した人間はやっぱり信用できないということになるし、安部と同じような病気を持つ人々にとっても辛いことになります。さすがに2度目となったら、今度こそ石にかじりついてでもきちんと自分の責務を果たして欲しいと切に願っています。

 まあまだ総理になることが決まったわけではないので、あまり彼の主義主張、政策についてあれこれ言うのは時期尚早かとは思いますが、原発容認とか憲法改正とかが持論だけに議論が起きることでしょう。また景気浮揚を重視するということですから、消費税増税はやめる可能性も高いですね。財務省は「おいおい」と思っているんじゃないかな。ま、外交はいくら勇ましいことを言っても、結局自民党政権ですから、そう国民が期待するようなスッキリハッキリするようなことにはならないと思います。また外交ってそういうのらりくらりとしたもんでしょうし。



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