幹事クリタのコーカイ日誌2012

[ 前日翌日最新今月 ]


 
8月30日 ● 気がついたらできるようになっていたこと。

 最近のピアノの練習曲は「北の国から」でした。ご存知さだまさしの名曲です。初級者向けの楽譜ですが何とか2ヶ月かかって先生から先日合格をもらいました。この前の練習曲は「いい日旅立ち」でした。これは3ヶ月かかりました。それ以前に練習していた曲と違って、左手が格段に難しくなったのでマスターするまでに本当に時間がかかりました。左右で違うリズムを弾くことがなかなかできなかったからです。と言うか、永遠に無理と思えるほど苦労しました。

 「いい日旅立ち」と「北の国から」を合わせて5ヶ月間練習して、ふと気付けばかなり右手と左手を別々に弾くことができるようになっていました。もちろんまだまだ未熟で「できるようになった」と言うのは本当はおこがましいレベルなのですが、それでも5ヶ月前から比べれば長足の進歩をしていることは確かです。自分でも「おー、できてる」と驚くほどですから。

 次の練習曲は「SUMMER」です。これまた久石譲の名曲です。リズムもまた格段に難しくなっています。口ずさむことはできても、その通りに弾けることとは別問題。リズムがわかっていても、なかなか指が思った通りに動かないのです。先生は「ここまでできるようになったら簡単ですよ」と言いますが、その言葉を額面通りに受け取れるほどこちらも若くないので、また必死に練習しないとできないだろうなと思っています。

 ただ、必死に練習をしていると、いつの間にかできなかったことができるようになっている感覚というのは、最近あまりなかったので楽しい気分です。子どもの頃はそういうことがたくさんありました。気がつけば50メートル泳げるようになっていたり、気がつけば鉄棒でくるくる回っていたり、気がつけばバスケットボールのレイアップができるようになっていたり。でも大人になると新しいことを苦労して練習しようとあまり思わないですから、そうそう進歩してできるようになったという経験もしません。

 ピアノだけではなくサックスでも音が出なかった高音が出せるようになっていますし、テニスだって山本麻友美プロの強烈なリターンをファーストボレーで返せるようになりました。山本プロのリターンなんて永遠にやられ続けるんだろうと最初の頃は思っていましたし、もちろん今でもやられてしまうことも多いのですが、ある程度の確率で返せるようになったのは自分としてはかなりの進歩です。お陰で先日のゼビオカップでも相手のリターンが強烈だと思うことがほとんどありませんでした。男性も含めて山本プロの方がリターンは速いしエグイですから。

 「伸びしろ」があるって本当に楽しいです。進歩のないところにモチベーションなしですね。



twitterでもつぶやいています@kanjikurita

gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」