幹事クリタのコーカイ日誌2012

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8月29日 ● 地方移籍は「左遷」なのか。

 AKB48の指原莉乃がHKT48へ移籍した時に「左遷」と評され、さらに我が家の杉山裕之の“福岡左遷”報道があり、それに対して福岡出身の博多大吉が「博多は左遷じゃない」とツイッターで怒ったそうです。

 名古屋人の僕としてもこの大吉の怒りは良く理解できます。東京のマスコミからすると、東京以外の土地に行くことは全て「左遷」だと決めつけますが、その土地の人間にしてみれば失礼極まりない話。そもそも東京になんか住みたくないから地方都市で生活しているのに、なんで東京にいることが偉いと思ってんだか、と思います。

 そんな中、秋元康がAKB48の「新組閣」でメンバー数人を「地方転勤」させることを発表しました。それもSKE48やNMB48との兼任くらいならともかく、博多、そして上海やジャカルタまで異動させるというのですから大胆です。特に宮澤佐江の上海と高城亜樹のジャカルタはさすがに長年の主力メンバーだけに驚きました。

 これは指原の一件がヒントになったのか、それとも指原移籍の前からそういう構想を持っていたのかはわかりませんが、さすが秋元だと僕は思いました。総選挙やじゃんけん大会もそうですが、良い悪いではなく、これまでやったこともないし、普通では思いつきもしないことを次々とやって驚かせるのが秋元の手法です。アイドルの地方(海外)転勤なんてまさに想定外です。

 地方グループへの移籍による教育効果と注目度アップ、そしてAKB48の引き締めとメンバー入れ替えによる活性化。これは「左遷」ではありません。目的を持った人事異動です。そしてこれが左遷ではないなら、先にあった指原の博多移籍も左遷ではないことになり、彼女のイメージを回復することもできます。

 ちなみに前田敦子の「卒業」も単にこれだけではモーニング娘。と同じなので、今後どういう展開を見せるのか楽しみです。



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