幹事クリタのコーカイ日誌2012

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8月28日 ● 全米オープン展望。

 いよいよ今年最後のグランドスラム全米オープンが始まります。日本からは男子が錦織圭、添田豪、伊藤竜馬に加えて守屋宏紀が出場。日本男子が4人もグランドスラム本戦に顔を揃えるなんて、昔を思えば夢のようです。女子は森田あゆみ、クルム伊達公子。こちらはなかなか若手が育ってきません。

 注目はもちろん錦織圭です。アメリカは地元だしハードコートは得意。ベスト8以上の成績を期待したいところです。1回戦、2回戦は格下。3回戦でチリッチと対戦、それに勝つとツォンガです。錦織が得意な相手だけにここを勝ち抜いて準々決勝でのマレー戦となれば夢が広がります。

 優勝争いはナダルが欠場のため残る3強の争いが軸になります。マレーがフェデラーのサイドに入ったので、ジョコビッチはラッキーでした。ただジョコビッチにとって厳しいのは準決勝のフェレールよりもその前に当たるデルポトロ。ここが大きな山場でしょう。もしデルポトロがジョコビッチに勝てば、そのまま決勝まで進んできそうな気がします。

 3強とそれに続くフェレール、ツォンガ、デルポトロの6人に優勝争いが絞られそうな男子に比べて、女子は相変わらず予想が難しいです。ただ今回は久々に「本命」はいます。セリーナ・ウィリアムズです。ウィンブルドンとロンドン五輪を続けて制覇して未だに実力では頭ひとつ抜きん出ていることを示しました。後は体調とモチベーションだけなのですが、さすがに地元全米なら体調は万全で臨んできそうです。モチベーションはわかりませんが。

 対抗は今年安定して成績を残しているシャラポワ。もちろん第1シードのアザレンカ、第2シードのラドバンスカも有力候補。さらにここのところちょっと低迷気味のクビトバにも期待したいところ。今季ランキングをぐっと上げたケルパーや、昨年優勝のストーサーもチャンスはあります。今季限りで引退のクライシュテルスは第23シード。リーナ、ストーサーの山に入ったのでベテラン対決となります。どこまで上位に進出できるか楽しみです。

 全米はナイトセッションに人気カードが組まれるので、見たい対戦は日本時間の朝。なかなかライブでは見られない大会ですが、男子の準々決勝以降は面白くなりそうなので、9月2週目は寝不足になりそうです。



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