７日から８日にかかる深夜は本当にオリンピック観戦で熱く盛り上がりました。バレーボール女子準々決勝、卓球団体女子決勝、サッカー男子準決勝と団体競技が立て続けに行われて、テレビの前から離れられませんでした。

　バレーボールは強敵中国との対戦。いつも負けている相手だけに悲観的な気持ちで見ていたのですが、最初のセットを取って勢いが出ました。全く互角の戦いが続いて、本当にどちらが勝つのかわかりませんでしたが、最後は日本の気持ちが少し上回ったかなという感じ。面白くて良い試合でした。

　面白かった原因のひとつはテレビ中継にもありました。バレーボールは日本ではお馴染みの競技だけに余計な演出は要りません。解説すら要らないくらいです。ただただ、きちんと試合を見せてくれれば良いのですが、いつものフジテレビならジャニーズが出てきて歌ったり踊ったり。そういう雑音がなかったお陰で一層面白く試合に集中できたのだと思います。メダルをかけた準決勝も純粋に試合が見られるような中継になることを期待しています。

　続いて卓球。決勝は絶対王者中国。正直言って世界中の誰も中国に日本が勝てるとは思っていません。実際試合は圧倒的に中国のペース。福原がよく１ゲーム奪ったなと思いました。まさに「瞬殺」に近い負け方でしたが、日本の良いところを懸命に見つけて話す愛情ある実況のお陰で、そこまで暗澹たる気持ちにならずに済みました。

　そしてサッカー男子。メキシコとは良く似たチームで互角かなと思いましたが、やはり個の力では負けていました。最初の大津のシュートこそ見事でしたが、後は基本的に劣勢。そのうちやられるだろうと思っていたら、案の定でした。ちょっと全体にコンディションも悪いのかなと思うような切れの無さで完敗でした。

　次は韓国との３位決定戦。因縁の日韓対決をオリンピックでやることになるとは。これもアジア勢の実力が上がった証左ではありますが、あまり荒れた試合になるのも困ります。永井を潰されたりしないようにして欲しいなぁ。