幹事クリタのコーカイ日誌2012

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8月2日 ● EXILE型経営が理想かも。

 先日ぼんやりと音楽番組を見ていたら、東方神起が出てきました。かつて5人いたメンバーも今は2人なのですが、相変わらずファンはたくさんいるようです。2人ではダンスグループとして見栄えがしないのか、たくさんのダンサーを引き連れていました。これはジャニーズのアイドルなんかもよくやる手です。パッと見に華やかになるし、ダンスが揃えば美しいステージが成立します。

 ただぼんやり見ながら思ったのは、そもそも東方神起が分裂して2人になったのは韓国芸能界のいわゆる「奴隷契約」が発端です。今残っている2人はこの奴隷契約を良しとした2人。つまり彼らは相変わらず安い給料で頑張って働いているのでしょう。2人になったから少しは給料もアップしたかも知れませんが。ただ、去った3人の代わりにバックダンサーとしていま踊っている約10人くらいの子たちは、奴隷契約のメイン2人よりもさらにかなり安いギャラでやっているんだろうと想像されます。いわばメイン2人は「正規雇用」の社員ですが、残りのダンサーは「非正規雇用」の派遣社員かアルバイトというわけですから。

 これは何も韓流アイドルだけの話ではなく、古くから芸能界にある形態です。バンドだって正規メンバー以外にサポートメンバーが入ってステージを務めることはよくあります。あれ、ミスチルって5人だっけ?と思ってテレビを見ていたら、ギターの1人はサポートメンバーだった、みたいなことです。特別じゃないどこでもいるわ、わたしサポートメンバー〜、って歌はありませんが、まあ勝手に僕が「一緒にステージいるのにスポットが当たらなくて可哀想」と思っているだけで、本人たちは「仕事があってありがたい」と考えているのかも知れません。

 ただ、こうした雇用形態が普通だと考えると、EXILEは立派です。2人のシンガー以外は12人全員ダンサー(パフォーマー?)。基本形は東方神起と同じですが、EXILEはシンガー2人だけではなく14人全員が正規雇用の正社員です。ギャラも等分かどうかはわかりませんが、それなりに貰えることでしょう。社長のHIROの経営者としての考え方を聞いたことはありませんが、普通に考えればアルバイトで良いところをきちんと正規雇用しているのですから、きっと確固たる哲学があるんじゃないかと思います。東方神起会社とEXILE会社のどちらで働きたいと聞かれたら、間違いなくEXILE会社です。



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