幹事クリタのコーカイ日誌2012

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7月13日 ● 国民の生活が第一なのは当たり前。

 「国民の生活が第一」。うん、まあそうでしょうね。政治なんですから、それはやはり基本です。しかし、それを政党名にするというセンスはいただけないと思います。だって当たり前のことを言ってるだけですから。どの政党だって同じでしょ、そこは。全く差別化になっていません。

 どういう理念、どういう主義思想を持ち、どんな手法で「国民の生活」を第一に守っていってくれるのかがわかるものにして欲しかったと思います。具体性が全くありません。そもそも長いし。覚えにくくて略しにくいし。インパクトもないし。二番煎じだし。ネーミングの仕事もいろいろやってきた僕としては、残念ながらとても合格とは言えない政党名だと思います。

 それに新党は「消費税増税撤回」を目指す政党らしいですが、それが本当に「国民の生活が第一」なのか、単に耳障りの良いことを言ってるだけではないのかと疑ってしまいます。民主党が政権を取った時にも、同じように実に耳障りの良いことを並べ立てていました。バラマキの財源は「埋蔵金があるから大丈夫」だったのですが、実際にはそんなものはないことが判明。ここに至って消費税を上げるという選挙の時と真逆のことをしています。それが公約違反になるからと小沢は党を出たのでしょうが、では具体的にどうするのかは今回の新党でも全く案は出てきていません。

 何でも反対するだけなら55年体制の社会党と同じです。具体的な対案を出さない政党にもはや誰も期待しません。結局小沢一郎は選挙に強いだけの、政局争いに終始した政治家として、このまま政治生命を終えていくのではないかと思います。



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