幹事クリタのコーカイ日誌2012

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7月9日 ● フェデラーの復活優勝。

 予想通りにフェデラーがマレーを下してウィンブルドンで優勝をしました。ジョコビッチ戦ほどの内容のテニスはできませんでしたが、それでもマレーを相手に見事に自分のテニスをして勝ちきりました。もうすぐ31才になるという年齢を考えると本当に大したものです。

 これでフェデラーはウィンブルドンで7度の優勝を果たすとともに、世界ランキング1位に返り咲きます。これまで約2年間、ナダルとジョコビッチの後塵を拝し続けてきましたが、いよいよ帝王復活です。9月の全米オープンでは第1シードでの登場となりますから、これまでのようにナダル、ジョコビッチを連続して倒さなければならないという可能性はずっと低くなります。それだけフェデラーが記録を伸ばす可能性が高くなるということです。

 決勝で敗れたマレーは、地元の期待を一身に背負って大変な重圧の中をよく頑張ったと思います。準優勝のインタビューで涙ぐんでしまうほど、そのプレッシャーはきつかったのでしょうが、まだ若いだけにこれからもチャンスはあります。少しずつ経験を積んで強くなってきているのですから、いつか「永遠の4番手」の位置を抜け出す日がくることでしょう。

 それにしても女子のセレナ、男子のフェデラーと今年のウィンブルドンでは揃って30才のチャンピオンが復活しました。同世代の選手たちが失速する中、この2人が次の世代への壁となって立ちはだかっているのはテニス界にとって刺激的でとても良いことだと思います。若手はますます研究し努力してレベルアップを果たしてくることでしょう。日本勢も負けずにこの流れについていって欲しいものです。



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