幹事クリタのコーカイ日誌2012

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7月8日 ● ウィンブルドンも大詰め。

 ウィンブルドンもいよいよ残すところ1日です。女子シングルスは30才のセレナ・ウィリアムズが23才のラドワンスカを下して5回目の優勝を果たしました。セレナは一時期病気で入院したりしていましたし、全仏では4大大会で初めての1回戦負けを喫するなど、さすがに彼女の時代は終わったのかなと思われましたが、見事な復活優勝です。しかも下した相手がアザレンカ、クビトバ、ラドワンスカと次の世代の女王を争う若手ばかり。内容を伴った優勝だと思います。

 男子はフェデラーとマレーの決勝戦となりました。フェデラーは準決勝でのジョコビッチ戦が実に質の高い内容でした。4回戦で腰を痛めて小手先のテニスで勝った時には今年も優勝は無理かなと思われたのですが、準決勝のプレーは微塵もそんな不安を感じさせませんでした。30才になり体力面ではジョコビッチやナダルに比べて明らかに劣っているフェデラーですが、その戦略・戦術の巧みさはますます磨きがかかってきました。ジョコビッチ相手に勝つにはこれしかないという早い展開で片をつけてしまいました。

 マレーは地元の大きな期待の中、厳しいドローを勝ち上がってきました。かなり接戦が多くフェデラーよりも体力的な消耗は激しいでしょうが、年齢を考えればそこは五分でしょう。芝に対する適正はあるマレーですが、さすがに芝の帝王であるフェデラー相手では厳しいと考えられます。フェデラーが最大の敵であるジョコビッチを下して心に隙ができていたらマレーにも勝機はあると思いますが、76年振りのイギリス人の優勝という重圧に押しつぶされないようにできるかどうかが一番のポイントでしょう。7:3でフェデラー有利だと思います。



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