幹事クリタのコーカイ日誌2012

[ 前日翌日最新今月 ]


 
7月7日 ● 初めてのキュー。

 2週間くらい前からアキレス腱に痛みを感じていました。きっかけは1年くらい前のテニスで痛めたところからで、その後はテニスをハードにやると痛くなり、少し安静にしていると落ち着くの繰り返しでしたが、ここのところは特に痛くなってきていて、先日山本麻友美プロとテニスした時にはかなり痛くて走ったり飛んだりが怖くてできませんでした。

 山本プロに話をしたら「アキレス腱は切れる前に痛くなることもあるから、鍼で良くなるらしいので鍼灸院に行ってみては?」とアドバイスをされました。これまで鍼も灸もしたことがないので「えー、鍼灸院?」と思いましたが、アスリートだったプロがそう言うのだからきっと良いのでしょう。それにプロ野球のスポーツトレーナーも鍼灸師が多いということですし、ここは思い切って行ってみようかと決意。とは言え、全然知らないので、フェイスブックで「良いところ知らない?」と聞いたら、会社の近くの鍼灸院を教えてもらいました。しかも女性の鍼灸師さんだということなので、だったら怖くないかもと早速予約してみました。

 場所はマンションの最上階の1室。知らなければちょっと入りにくいところです。インターホンを鳴らしたらドアを開けてくれたのはアラサーの大人しそうな女性。どうやら鍼灸師の彼女ひとりで営業しているようで他にスタッフもいないみたいです。完全予約制なので他に客もいません。問診票を書き、テニスをして左のアキレス腱を痛めたこと、ついでに右のふくらはぎも以前肉離れしたところが痛いこと、さらに右肘のテニスエルボーも治ってきたものの痛いことを伝えました。

 早速治療に入ります。まずうつ伏せになって左のアキレス腱、右のふくらはぎだけではなく、腰から背中、肩まで鍼を刺していきます。刺す時にちょっとだけチクッとしますが、ほとんど痛みはありません。刺したところがどこなのかもわからないほど。20本くらいは刺したでしょうか。聞けば2〜3センチくらい深く刺しているそうですが、髪の毛くらいの細い鍼のせいか全然存在感はありません。鍼を刺して10分ほどで抜いたら、今度は仰向けになって足の前側と、肘、さらに首まで鍼を刺されました。アキレス腱や肘のような肉の薄いところは痛いのかと思いきや、これもまた痛くありません。

 鍼を打っている間は暇なので、のんびりベッドに寝ながら鍼灸師といろいろ雑談をします。江川卓がかつて「肩に鍼を打ったから投げられなくなった」と作り話をして引退したことを知っているかと聞いたら全然知りませんでした。まだ30才そこそこでは江川の話なんてわからないんでしょう。あの頃は鍼灸師がかなり江川に怒っていましたけどね。

 鍼が終わると今度は灸です。子どもの頃に父親がよく灸を据えていたので「熱そうだな」と思って見ていましたが、まさか自分がやることになるとは。「熱さの体感は人それぞれなので熱かったら言ってください」と言われて覚悟をしましたが、僕には我慢できないほどの熱さではありませんでした。むしろ気持ち良いくらいで、体が温まっていいわぁ、と思いながら寝ていました。

 最後にアキレス腱に小さな鍼を貼られて、これは日曜日の夜まで貼っておいてくださいとのこと。なんと鍼を打ったままお風呂に入ったりテニスをしたりして良いそうです。これはビックリです。いろいろ驚いた初めての鍼灸体験でした。



twitterでもつぶやいています@kanjikurita

gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」