幹事クリタのコーカイ日誌2012

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7月6日 ● 『浪花少年探偵団』第1回。

 この夏のドラマで期待と言えば東野圭吾原作の2作品。そのひとつが『浪花少年探偵団』です。東野の人気シリーズで、大阪の下町を舞台に、しのぶ先生と教え子たちが事件を解決していくコメディタッチのミステリー。ドラマの第1話は原作の第1話を結構忠実にドラマ化していました。

 キャストは主役のしのぶ先生に多部未華子。原作では黙っていれば美人の25才という設定なのですが、残念ながら多部ちゃんでは少々美人度が足りません。今後男性2人に思いを寄せられることになるのですが、そういうキャラには見えないのが残念。しかも彼女は東京出身なので関西弁も少々怪しいですし。ここは関西出身の相武紗季か上野樹里、戸田恵梨香あたりをキャスティングできなかったのかと思います。

 他のキャストはまあ悪くありませんが、教頭役の小日向文世がちょっと原作に比べて存在感あり過ぎ。もっと小物でも良い気がしますが、これはドラマ的な改変として許容範囲内です。刑事役の段田安則と小池徹平は無難なところです。もう一方の主役である子役たちですが、こちらは悪くありませんでした。前田兄弟はすっかりドラマづいてしまいました。八木優希はもう11才なんですね。本当に子どもの成長は早いです。濱田龍臣は東京から来た子という設定になっていますが、確かに全員大阪の子よりもアクセントになって良いと思います。

 さて、肝心のドラマですが、初回は2時間スペシャルにしたため、少々話が冗長になってしまいました。単純なトリックひとつで2時間はもちません。人物紹介が多いのは初回だから仕方ないにしても、もう少しテンポよくできたのではないかと思います。2時間ではなく80分くらいで終わらせていたらもっと面白かっただろうにと感じました。次回からは通常枠になるので、今度は逆に尺が足りない心配もありますが。

 原作を読んでいなければ多部ちゃんのしのぶ先生役にも違和感はないと思いますから、初回としては悪くありませんでした。とりあえず来週も見てみようと思っています。



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