幹事クリタのコーカイ日誌2012

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6月25日 ● ウィンブルドン開幕直前。

 いよいよテニスファン待望のウィンブルドンが始まります。楽しみはまず男子の優勝争いの行方。ジョコビッチとナダル、そしてフェデラーの3人が軸になるというか、この3人以外が優勝する可能性はかなり低いと思うほどに実力が抜きん出ています。特に期待はフェデラーです。何と言っても芝のコートに対する強さは折り紙付き。今回もまたジョコビッチの山に入ってしまったので、準決勝でジョコビッチ、決勝でナダルを連破しないと優勝には届かないわけですが、芝ならその可能性は十分あると思います。

 ジョコビッチもナダルも恐らく準決勝までは大丈夫でしょう。強いていえばナダルは準々決勝でツォンガに当たるのでそこが怖いところ。4強の4番手であるマレーは厳しい山に入りました。1回戦でいきなりダビデンコ、2回戦はセラとカロビッチの勝者。この最初の2試合が危険だと思います。準々決勝までいけばフェレールとデルポトロ(もしくは錦織)の勝者です。今年も「ウィンブルドン現象」解消はかなり険しいと言うしかありません。

 また日本男子が錦織、添田、伊藤と3人も本戦ストレートインしているのも楽しみです。今回は3人とも1回戦の相手はシード選手ではなく(錦織は自身がシードされているのですから当然ですが)、勝ち上がるチャンスは十分です。特に錦織は3回戦のデルポトロ戦までは自分のテニスができれば問題ないでしょう。添田は2回戦でそのデルポトロ、伊藤は2回戦でチリッチですから、ちょっと厳しいかも知れません。

 女子は相変わらず混戦で誰が優勝しても不思議はありません。本命は第1シードで芝にも強いシャラポワでしょうが、アザレンカ、クビトバ、ラドワンスカの新鋭も、セレナ・ウィリアムズやストーサーといったベテランにもチャンスはあります。面白い存在になるのはノーシードのヴィーナス・ウィリアムズとクライシュテルス。この2人はさすがに2週間を戦い抜く体力はないと思いますが、一発勝負ならどんな大物でも倒せるだけの力はあります。ヴィーナスと2回戦で当たるラドワンスカや、クライシュテルスと初戦で当たるヤンコビッチは不運を嘆いていることでしょう。

 日本女子は森田あゆみ、クルム伊達公子、土居美咲のこちらも3人。今の実力では上位進出は厳しいと思いますが、幸い3人とも初戦の相手はシード選手ではありません。何とか1回戦突破してもらいたいと思います。



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