幹事クリタのコーカイ日誌2012

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6月24日 ● 味仙の大仏。

 我が家から徒歩30秒ほどのところに「味仙」という中華料理屋があります。名古屋人なら知らぬ者はないほどの有名店。今や「名古屋めし」のひとつに数えられる台湾ラーメン発祥の店です。もともと今池が本店で、その後、創業者の兄弟たちが名古屋各地に次々と新しくノレン分けのようにオープンしたのですが、「味仙」は店によって微妙に味もメニューも違うので、それぞれ好みが分かれるし繁盛具合にも差があります。うちの近所の八事店は今池の次に古い老舗でいつも混雑していて、週末の夜など大変なことになっています。

 その「味仙」が昨日の名古屋ローカル番組「花咲かタイムズ」で特集されました。今池本店の後に、八事、矢場町、藤が丘、竹の山など各地の「味仙」が紹介されたのですが、うちの妻と長男も八事店の常連客としてインタビューされ、それが放送されました。なにせ四半世紀以上も通っていて家族全員顔見知りですから、八事店の味を語るには相応しい客だと思います。

 放送は土曜日朝なのに結構見ている人は多かったようで、放送直後から妻にも息子にも「出てたね」とメールが続々届いていました。世の中暇人が多いです。ただ僕の知人は「息子さん、お父さんによく似てるね」と言うのですが、僕と息子は目鼻立ちが全然違うので僕は似ていないと思っています。子どもの頃の写真を見比べても全く似ていません。ところが世の中の人は皆が皆「似ている」と言うのだから納得いきません。

 今回言われたのは「2人ともメガネかけてるから」ということ。つまり目鼻が違ってもメガネの印象でそこは消えてしまい、顔の輪郭や体つきなど似通っているから「そっくり」だと感じるらしいのです。そう解説されると「似ている」という印象を与えるのは仕方ないかなと思いますが、でも本当は似ていません。断じて似ていないのです。

 そう強調していると「親子だから普通は似ていると言われたら喜びそうなものなのに」と言われますが、「大仏」なんて渾名をつけられるような息子と僕が似ているとは思いたくないです。



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