幹事クリタのコーカイ日誌2012

[ 前日翌日最新今月 ]


 
5月7日 ● アドバイスを生かすか殺すか。

 昨日も山本麻友美プロと練習会をしました。昨日は男女3人ずつサークルのメンバーがいて、女性陣は比較的サークルの中でもテニス歴が浅い初中級のメンバーだったので、プロにストロークやサービスなどの技術的なアドバイスを個々にしてもらいながらの練習会となりました。

 横から見ていると相変わらずプロはそれぞれのメンバーの癖を見抜いて、ワンポイントアドバイスをしていきます。聞いていると理に適っていて「なるほど」と納得することばかりなのですが、それはテニス歴30年超でテニスの蘊蓄だけはたっぷりあるオヤジだから。まだ若く経験の浅い女性陣が、言われたことをどこまで受け入れて実践できるかは別問題です。

 なにせ言われたことをすぐにできれば誰も苦労しません。僕自身、蘊蓄はあってもそれをプレーに反映できているかと言うとかなり怪しくなります。思った通りに体は反応してくれませんし、筋力も瞬発力も柔軟性も衰えてきているのでイメージ通りにはできないのです。

 ただ大事なことは、それでも諦めないで続けることだと思っています。過去にテニスに挫折していった初心者、初級者をたくさん見てきましたが、みんな諦めが早すぎるのです。自分が思い描いている上昇曲線を実際の成長が下回っていると「向いていない」と言ってテニスをやめてしまいますが、端から見ていれば「そんなもんだよ」と言いたくなります。そんな簡単にできたら天才です。

 プロにアドバイスされたことを、すぐにはできなくても忘れずにコツコツ続けていれば、10回に1回はできるようになり、それが2回3回と増えていって、いつの間にか曲がりなりにも身についているものです。やめてしまったら折角もらったアドバイスもゴミになります。諦めずに繰り返し愚直にやること。それだけが上達の道だと思います。説教臭くいかも知れませんが、自分にも言い聞かせていることなので。



twitterでもつぶやいています@kanjikurita

gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」