幹事クリタのコーカイ日誌2012

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4月14日 ● コート確保の苦労と徒労感。

 国家の三要素「国民」「領土」「主権」になぞらえて、テニスサークルの三要素が「参加者」「コート」「幹事」だという話を昨年夏に書きました。あの時は国民、すなわち参加者の減少を憂いて書いたのですが、最近は「低め安定」ながら参加率の下降は下げ止まっています。で、今日は領土、つまりコートの話です。

 テニスをする時にコートは必須です。テニスの真似事をするだけなら、単なるグラウンドでも道路でもできなくはありませんが、やはりきちんとテニスを楽しむならコートがなくては話になりません。ましてサークルとなれば参加者の数に見合った適正な面数のコートがあることが極めて重要です。コートの確保こそテニスサークルの幹事の一番大事な業務だと言っても過言ではありません。

 我々のサークルは基本的に土曜日午後に4時間3面のコートを確保するようにしています。最近は参加者数が減ってきているので、2面で足りることも多いですが、一応3面確保しておけば安心。ただ、3面を確保するとなると公営コートでもある程度面数の多いところじゃないと無理なので、使える場所が限られてきます。いつも使っている公営コートはどこも10面以上のコート数がある大型施設ばかりです。

 そういう大きな公営コートは学生の大会会場になって使えない時も多いし、そうじゃなくても人気があるので抽選も激化していて、なかなか当たりません。我々も大人数で抽選申し込みをして、しかも各地のコートを申し込んで、ようやく毎週なんとかコートを確保している状況です。テニスブームも去ってテニス人口が減っているはずなのに、コート確保競争だけは相変わらず激しいのですからたまりません。面数が足りない時はずっとキャンセルが出ないかと、いつもチェックをしています。こうした時間も含めると僕は毎月どれだけの時間を投じてコート取りをしていることか。計算したら虚しくなるのでやりませんが、かなりの時間と労力をコート確保には費やしています。

 残念なのは、そうやって苦労してようやく取ったコートなのに、前述の参加者激減のせいで使わずにキャンセルすることが多いこと。参加者が多くてみんなが楽しんでテニスをしてくれるならコート取りの苦労も大して気になりませんが、せっかく取ったコートをテニスする人がいなくてキャンセルする時の徒労感の大きさと言ったらありません。領土を獲得しても国民が移住しなければ無駄な努力。やっぱり三要素はどれも大事です。



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