幹事クリタのコーカイ日誌2012

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3月7日 ● SNSに飽きたということなのか?

 最近ツイッターもフェイスブックもあまり書き込まなくなりました。両方ともこのブログの更新報告をすることが圧倒的に多く、それ以外ではたまにちょっとしたことを書く程度です。ツイッターで1日に50以上もツイートしていた過去など忘れてしまいました。

 はっきり言えば飽きたのですが、結局僕はネットにおけるコミュニケーションというのを、それほど強く求めていないんだということも改めて再認識しました。ブログを書き始めたのは1996年、もう今から16年前で、まだ当時はブログなんて言葉もなくweb日記だったわけですが、その日記作者同士の交流は盛んでしたが、僕はそこから一歩引いて眺めていました。特に会いたい人もいなかったし、会わなくてもお互いに日記を読んでいれば十分だと思っていたからです。

 その前はパソコン通信をしていました。初めてパソコン通信にアクセスしたのは1989年、なんと23年も前のことです。その頃はオフ会にも積極的に出かけて行ったし、結構楽しく交流をしていたのですが、今になって思うとあれは「怖いもの見たさ」というか、好奇心で出かけていた気がします。それまで自分の周りにいなかったような濃いタイプ(いわゆるオタク)がうじゃうじゃと集っていたパソコン通信は僕にとって新鮮な刺激でした。変人ばかりで面白かったのです。

 ところが時代がパソコン通信からインターネットに移り、web日記、ブログ、そしてSNSと変わっていくにつれて、一般化していくと同時にそこにいる人たちの濃度はどんどん薄くなっていきました。普通の何の変哲もないサラリーマン、主婦、OLが増え、好奇心を刺激されるような内容も少なくなり、オフ会に出かけていってまで会ってみたいと思うことも滅多になくなりました。

 もちろん、全くコミュニケーションしたくないというわけではありません。中には刺激的で面白い人もいます。そういう人とはこれからも繋がりを保ち続けたいと思っていますが、そういう刺激的な人が埋もれてしまうほど、ツイッターもフェイスブックも普通の書き込みが多いのです。もちろん、普通がいけないというわけではありません。ただ僕が好みではないというだけです。かくして僕はブログに戻っていき、面白いテキストを書く人を細々と追い続けているのです。



twitterでもつぶやいています@kanjikurita

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