幹事クリタのコーカイ日誌2012

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1月22日 ● 錦織の快進撃はどこまで続くか。

 全豪オープンも1週目が終わりベスト16が出揃いました。その中に日本の錦織圭が勝ち残っているのが嬉しいです。全豪の男子シングルスが128ドローで行われるようになった1982年以降、日本選手の4回戦進出は初、そして全豪で日本男子が3勝したのは佐藤次郎(当時は32ドロー)以来80年ぶり、史上2人目だそうです。素晴らしいことです。

 ただ、ここまでの勝ち上がりは決して楽だったとは言えません。1回戦こそフランスのロベルトに3-0と快勝しましたが、2回戦は地元オーストラリアのエプデンに2セットを先に奪われてからの大逆転。そして3回戦もフランスのベネトーに1セット目を先取され、さらに2セット目、3セット目もタイブレークを辛うじてものにしての3時間半の逆転勝ち。苦しい勝ち上がりでかなり体力を消耗しただろうと思います。

 そしていよいよ月曜日には4回戦でまたもフランスのツォンガに当たります。昨秋の上海、そして今大会直前のエキジビでも勝っている相性の良い相手とは言え、今大会第6シードの強敵。疲れが残っている中での対戦はかなり厳しいものになるでしょう。しかし、ここでツォンガに勝つようなことがあれば、もう錦織の実力は完全にトップ10のものです。まさに今季の飛躍をかけた一戦となりそうです。そして、ツォンガに勝てばいよいよ四強の一角マレーとの対戦になります。夢は膨らむばかりです。

 心配であり楽しみでもあるのは、クルム伊達公子と組んで出場するミックスダブルス。ファンとしては親子ほども年齢が離れたこのペアは、日本男女の人気者同士が組むドリームペアだけに大いに楽しみなのですが、反面それで錦織の疲労が蓄積されてしまいツォンガ戦に影響が出るのではないかと心配にもなります。これだけタフな試合をこなしてきている錦織はミックスなんかやっている場合じゃないだろうと思いますが、でもきっとWCをもらった以上頑張るんでしょう。

 今日の午後に行われるこのミックスも絶対に見逃せません。錦織が疲れないように伊達がうまくリードしながら戦って、そして勝ってくれると良いのですが。いやぁ、それにしてもこれほどWOWOWに加入していて良かったと思える大会はありません。



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