年末年始の休暇もあっと言う間に終わってしまいました。会社員にとっては一年でもっとも長く気楽な休暇のはずなんですが、その割に本当に毎年早く過ぎ去っていきます。29日の夜にサークルの忘年会をして、30日から3日までは実家に行った以外には全くどこにも出かけず、外部との連絡はネットだけ。ひきこもりというのはこういう生活が続くのかと感心したくらい、ひきこもっていました。

　自宅と実家以外にどこにも行かないのだから、さぞかしいろいろと日頃溜まっていたことができたかというと、これがまたほとんど進みません。溜まっていた本やマンガや雑誌を読むことも、溜まっている録りだめした映画やドラマを見ることも、どちらもあまり消化できませんでした。かと言って、サックスの練習を思いっきりしたかというと、これまた微妙。一応実家にいる時間以外はちょっとずつ練習をしたのですが、まだまだ不出来で我ながら残念です。

　いろいろなことをやらなければと思いつつ、あまり気力が湧いてこないのは、やはり正月という非日常的な時間が、微妙に精神に影響を与えている気がします。要は「正月くらいのんびりしよう」という気になって、あまり積極的に何かをやろうとは思えないのです。ダラダラと弛緩したまま過ごしたいのです。

　正しい正月の過ごし方というものがあるわけではないのですが、僕の正月観は「こたつ・みかん・お笑い番組」の３点セットで形成されています。こたつに潜り込んでみかんやらお菓子やら食べながら、くだらない正月番組を見るのが一番落ち着きます。正月に海外旅行はもちろん温泉旅行すら行くことはこれからも多分ないでしょう。

　もうひとつ、これだけ活動意欲が落ちている原因はテニスをしていないことにあると思います。体が休息に入っているので、それに伴って気持ちもお休みモードなのです。体と心は密接に結びついているので、テニスをしない時はどうしても心もトーンダウンしてしまいます。この正月休みは「プチ冬眠」みたいな期間でした。

　まあそれも三が日で終わりです。今日からは仕事も始まるしテニスも再開します。体が動き出せば気持ちもまた前向きに動くことでしょう。なにせ今年のテーマは「攻める」ですから、ガンガン攻めていきますよ。それに冬眠が長くなると何より太っていくのが怖いですから。

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