幹事クリタのコーカイ日誌2012

[ 前日翌日最新今月 ]


 
1月1日 ● 紅白歌合戦突っ込み鑑賞。

 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。この「コーカイ日誌」も1996年開始以来16回目の新年となりました。自分に不慮の事態が起きない限りはまだまだ続いていく予定ですので、これからもお付き合いのほどよろしくです。

 さて、新年の抱負などは明日に回すとして、やはり年頭最初のネタは紅白歌合戦の雑感で。最近はツイッターで呟きながら見ていることが多く、昨夜もいろいろと突っ込みをツイッターで呟きながらの視聴となりました。もともと録画して見るような番組ではなく、ライブ感と季節感が取り柄の番組ですから、ツイッターとの相性はなかなか良いと思います。

 トップバッターが浜崎あゆみという時点でまず初突っ込み。紅白のトップバッターというのは、勢いのある若手アイドルと相場が決まっています。あゆも10年前ならトップバッターに相応しい歌手でしたが、今はすっかり老けて落ち目という印象。紅組スタートダッシュし損ねた感ありありです。

 ただ白組も嵐のバーターのNYCなんか出すもんだから、これはどっちもどっち。今回の紅白は東日本大震災一点押しで、もう最初から絆だの元気だのばかり。やたらと懐メロ多いし。そりゃ避けては通れないとは思うけど、これだけ一辺倒なのはちょっとどうなの?と思わざるを得ません。他にもいろいろなことがあって、大変だった人も困っている人もいるのに、そういう人たちは無視かと。なんでも震災って言ってれば良いもんじゃないし、むしろ震災をネタに商売しているような印象さえ受けます。

 で、紅組は3組目でいきなりAKB48を投入。そこからAKB48をガンガン使いまくって勢いが増してきました。演歌のバックで踊るAKBのメンバー。便利だなぁ。人数多いし使い勝手良いよなと。前半はAKBパワーで紅組有利。さらに途中でKARA〜Perfume〜少女時代という日韓ダンスグループを続けて登場させて一気に紅組に流れが傾きました。こうやって見るとPerfumeのダンスのレベルの高さは群を抜いています。のっちが可愛いし。

 白組は猪苗代湖ズなんて飛び道具を出すも不発気味。ずっとお茶を濁した感のある出場者の中、紅組なのかどうか判然としませんがレディー・ガガがビデオで登場。さすがの圧巻パフォーマンス。さらにガガ様から小林幸子。電飾を節電のためやめて、からくり巨大獅子舞で登場。これまたさすが紅白名物だけあって笑わせてもらいました。もう紅組の勝利決定かとこのあたりで確信。

 ところがここから一気に白組の巻き返しが始まります。被災地から長渕剛登場。例によって長渕節が炸裂。「眼前に漆黒の闇が広がっています」って、そりゃ夜にサングラスかけているからだろ!って日本中から総突っ込みが入ったところ、歌い出す前にサングラスを外したので「聞こえた!?」とまた突っ込み。なんて楽しい紅白。

 さらに白組エースの嵐、そして氷川きよし、福山雅治と派手目なところを投入。氷川はもう少し頑張ればマツケンサンバの域に達することができそう。福山は全然NHKホールには来ないんだなぁ。紅組も松田聖子・神田沙也加の親子登場。まるで安田姉妹みたい。でも娘は要らないな。さらに今回の目玉のユーミンを出して逃げ切りを図ります。ユーミンはピンクの振袖で登場。さすが呉服屋の娘。足出してナンボじゃないのかと思いましたが、足は少女時代には勝てないから出さないのか。ユーミンの演出はまるでトリをとる演歌の大御所みたいで、これでは本当のトリの石川さゆりが困るだろうという感じ。白はEXILE〜北島三郎〜SMAPと手堅いところで追い込みます。SMAPの歌の下手さは国民の常識ですが、それにしても下手でした。

 SMAPが終わったところで、これは接戦かなと思いました。前半は紅組、後半は白組。だったら後半の方が印象が強いから白組有利かも。会場のうちわ(なんてアナログ)は白組が優勢、しかし審査員は紅組。結果は紅組の7年振りの勝利。和田アキ子とユーミンが肩を抱き合って喜ぶという空前絶後のシーン。井上真央が本気で涙ぐんで喜んでいるのがよくわかって司会に起用した甲斐があったなぁって感じでした。

 紅組勝利の大きな要因はAKB48と韓流2組でしょう。見慣れた大物よりも若くて活きの良いアイドルが出ていると全体に活気を感じます。後はガガ様がパワーを与えてくれたかな?すごいぜ、ガガは。



twitterでもつぶやいています@kanjikurita

gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」